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街のおもちゃ屋が開発した「けん玉」-自由が丘「マミー」で販売

6月開催「東京おもちゃショー」に出展したTCNオリジナル商品「Ozora Kendama『Cool』」

6月開催「東京おもちゃショー」に出展したTCNオリジナル商品「Ozora Kendama『Cool』」

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 自由が丘の玩具店「おもちゃのマミー」(目黒区自由が丘1、TEL 03-3717-3333)で販売中のけん玉「Ozora Kendama 『Cool(クール)』」が注目を集めている。

東京おもちゃショーで来場者に「Cool」を紹介する「おもちゃのマミー」吉田夏子さん

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 同商品を手掛けたのは、全国各地の玩具専門店30店で組織する「TCN(Toy Community Net=全国まちのおもちゃ屋の会)」。大型店やネット販売などの競合店が増え激減している「街のおもちゃ屋さん」有志が集まり、同店もTCN中心メンバーとしてネットワークを活用したビジネスとおもちゃ文化の普及活動に取り組んでいる。

 街のおもちゃ屋の生き残りをかけてTCNが注目したのが、数年前にアメリカの若者の間でブームとなり、昨年あたりから日本でも逆輸入の形で人気を集めている「けん玉」。けん玉メーカー山形工房(山形県)と組み、初のオリジナル商品を製作した。

 同社の国産競技用けん玉「大空」がベースで、子どもから大人まで楽しめるよう玉や柄、糸の塗装を「クールでかっこいい」6色(レッド・ブルー・オレンジ・ブラック・ピンク・グリーン)に仕上げたのが特徴。6月に開催された「東京おもちゃショー」での来場者の反応は上々で、さらにメイド・イン・ジャパンのけん玉として外国人観光客もターゲットに据える。

 1967(昭和42)年創業、「東急線唯一のおもちゃ屋さん」として沿線の子どもたちから親しまれている同店でも、イベント終了後から同商品の販売を始めた。その色合いと手ごろな価格からすでに一部売り切れの取り扱い店も出ているという。

 同店は「わくわくドキドキのおもちゃ屋」をテーマに地域の子どもたちにおもちゃの楽しさを伝え、また憩いの場としてもにぎわいを見せている。店主の吉田夏子さんは「それと同時に、はやりのおもちゃの発信拠点として、また日本の遊び文化を継承することにも取り組んでいきたい」と意欲を見せる。

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