自由が丘南口にオーガニック製品専門店「omochabako(おもちゃばこ)自由が丘店」(世田谷区奥沢5)がオープンして1カ月が過ぎた。経営は「おもちゃ箱」(大田区)。
九品仏川緑道近くの路面店「omochabako 自由が丘店」外観
教材や楽器、木製玩具の輸入卸として1986年に創業した同社。齋藤暁彦社長の祖母が開園した幼稚園で取り入れた「シュタイナー教育」のための教材を輸入したのがきっかけという。
同社はその後、シュタイナーが提唱した農薬や化学肥料を使わないバイオダイナミック農法による化粧品の取り扱いを始めたことから、現在では「オーガニックを、ベーシック」をコンセプトに食品、日用品、木製玩具や画材など直輸入のオーガニック商品をそろえる。
場所は、自由が丘南口・九品仏川緑道近くの路面で旧「アルビオンハット」跡。店内は木材の風合いを生かした什器などでナチュラルな雰囲気に仕上げた。店舗面積は約28平方メートル。
取り扱いアイテムは、食品やハーブティー、スパイス、アロマ、洗剤、赤ちゃん用衣類などのオーガニック製品全般のほか、素材にこだわった木製玩具や画材、インテリア雑貨など約1000アイテム。
主力商品は、バイオダイナミック農法によるオーストリアのオーガニック食品ブランド・ゾネントア社のハーブティーがセットになった「20種類のお茶」(1,188円)、オーガニック栽培によるラベンダーエッセンシャルオイルの自然な香りが楽しめるドイツ・ソネット社の洗濯用洗剤「ナチュラルウォッシュリキッド」(2リットル=2,484円)、農薬などが含まれない無害で品質の高い蜜ろうを使ったドイツ・シュトックマー社の「みつろうブロッククレヨン 8色缶」(1,782円)など。
広報担当者の小澤希さんは「社長が創業当初から自由が丘への出店を考えており、取り扱う商品と地域性がマッチしていたのが理由」といい、同社アンテナショップと位置付ける。
ターゲットはオーガニックに関心を持つ女性客や子どものいるファミリー層。「今後は直輸入製品をいち早くご覧いただけるよう商品ラインアップも充実させていきたい」と意気込む。
営業時間は11時~20時。