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自由が丘でキャンドルによるインスタレーション 「枯山水」「星降る空」表現

キャンドルブランドPum(パム)の個展「STONE TIME TOUCH」から

キャンドルブランドPum(パム)の個展「STONE TIME TOUCH」から

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 自由が丘駅前のギャラリー「DIGINNER(ディギナー) GALLERY WORKSHOP」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1517)で3月11日、キャンドルブランドPum(パム)の個展「STONE TIME TOUCH」が始まった。

吹き抜け空間を使って「星降る空」をイメージしたというインスタレーション

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 Pumはデザイナーの元明加織さん、山田梨恵さんによるキャンドルブランド。「ユニセックスなキャンドル」をコンセプトに、「身近にあって力強く、生命力あふれる自然物」にヒントを得て、色、形、香りを考えて一つ一つ手作りする。

 会場にはキャンドルをメインとしたインスタレーション作品群が並ぶ。1階には本物の砂や砂利、石を運び込んで大地や川を表現し、その中に石を摸したキャンドルを点在させて「枯山水のような抽象的な場」を作り上げた。2階まで吹き抜けになった空間は、「星降る空」のイメージで星に見せた石(キャンドル)を宙を舞うように展示している。

 Pumの2人は「石は時間を経ることで、そのものの形状が変化していく。そのさまざまな形状が生み出すラインがわれわれの感触にリンクし、『視覚的に触れる』という意味を(同展タイトルに)込めた」と言い、「今回のインスタレーションでは時間が止まったような非日常的な世界を楽しんでいただければ」と話す。

 同ギャラリー店主の鈴木宏信さんは今から6年前にPumの作品と出合い、その世界観に引かれて同ギャラリーオンラインショップでキャンドル商品を取り扱うようになったという。

 「昨年リリースされた『石』のキャンドルを見た時、ぜひ個展という形で作品を見せたいと考え(同展を)企画した。展示の見どころは『演出』で、キャンドルと言えども演出次第でここまで存在感を示すことができ、また展示を通して私たちは自然という大きな空間に存在していることに改めて気付かされると思う」とも。

 開催時間は12時~20時(最終日は17時まで)。3月20日まで。

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