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駒沢公園に野菜カフェレストラン「Mr.FARMER」 災害時は支援拠点に

大きな勾配の屋根が目を引く「Mr.FARMER 駒沢オリンピック公園店」ファサード

大きな勾配の屋根が目を引く「Mr.FARMER 駒沢オリンピック公園店」ファサード

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 駒沢オリンピック公園内に3月15日、都立公園では初となる民設民営のカフェレストラン「Mr.FARMER(ミスターファーマー)駒沢オリンピック公園店」(世田谷区駒沢公園1、TEL 03-5432-7062)がオープンした。運営はイートウォーク(品川区)。

卵の白身を使ったアスリート&ヴィーガンメニュー「ホワイトエッグオムレツ メキシカン アボカド&サルサ」(1,390円、税別)

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 「美と健康は食事から」をテーマに、「畑の伝道師」を自称する同社の渡邉明社長が自ら選んだ全国常時約50軒の契約農家から取り寄せた野菜を使ったサラダやサンドイッチ、オムレツなど提供する同店。表参道、新宿、六本木に次いで4店舗目となるが、同店は近隣農家による「せたがやそだち」ブランドの野菜を提供するなど、既存店にはない「地域の特性」を生かしたメニューも取りそろえる。

 場所は同公園西門付近で、延床面積は235.07平方メートル。外観デザインは大きな勾配の屋根が特徴で、エントランスや壁には木材をふんだんに使い、店内は高い天井高とガラス張りで開放感のある空間に仕上げた。席数はテラス席69席を含む135席。

 「アメリカ西海岸のヘルスコンシャスなカフェ」をイメージしたというメニューは、動物性の食材を一切使わないヴィーガンメニューやグルテンフリーのメニュー、高タンパク低カロリーのアスリート向けのメニュー、コールドプレスジュースなどをラインアップする。メニューは日本初上陸というデジタルメディア「ブックビデオ」で表示し、使われている食材なども公開する。

 同社営業部スーパーバイザーの井澤俊悟さんによれば、「アスリートが多い駒沢という土地柄を意識した」という卵の白身を使ったオムレツ「ホワイトエッグオムレツ」(2種類)、「ジャンキーだけれどヘルシーでおいしさにもこだわったヴィーガンメニュー」という「ヴィーガンハンバーグステーキ」(1,690円)など、現在同店のみで提供するメニューもある。

 朝早くからの利用者を見込み、7時から9時まで「アーリーバードスペシャル」メニューも用意する。「クロワッサンエッグサンド」(750円)などのモーニングセット、「オーガニックコーヒー」(450円)、「ベジースムージー」(全6種、各750円)、「コールドプレスジュース」(全7種=800円~)など(以上、価格は税別)。

 そのほか、東京都公園協会との共同事業として、災害時には同店を支援拠点として活用する。避難してきた地域住民や帰宅困難者に対し、被災状況や交通機関の情報、無料Wi-Fi、携帯電話などの充電器、水、トイレなどを提供するという。

 同社営業本部PR担当マネジャーの別所里香さんは「早朝からランチ、ディナーまで、またお子さんやファミリーも意識したメニューもそろえた。駒沢エリアの『食堂』として、さまざまなシーンで便利に使っていただけたら」と話す。今後は毎月第2・4土曜に「ファーマーズマーケット」を開催するほか、食育イベントや料理教室なども予定しているという。

 営業時間は7時~21時。

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