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自由が丘の傘ブランド専門店、環境問題を描いたオリジナル絵本を子どもに無料配布

絵本「ビニール傘と海の生きもの」から、プラスチックに絡まって飛び立てない海鳥を描いたシーン

絵本「ビニール傘と海の生きもの」から、プラスチックに絡まって飛び立てない海鳥を描いたシーン

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 国内シェアトップの傘ブランド「Waterfront(ウオーターフロント)」の旗艦店「Waterfront JIYUGAOKA / TOKYO」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-2108)が8月7日、プラスチックゴミの削減と環境問題を描いた絵本「ビニール傘と海の生きもの」の無料配布を始めた。

絵本「ビニール傘と海の生きもの」表紙

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 日本洋傘振興協議会調べによると、日本では年間1.3億本の傘が消費されており、うち8000万本がビニール傘で、その消費量は世界一。一方で、折りたたみ傘の使用率は世界平均で55%であるのに対し、日本では21%と大きく下回るという。

 「Waterfront」を展開するシューズセレクション(目黒区)は、日本特有の「傘の使い捨て文化」に着目し、2030年までに世界が取り組む目標「SDGs(持続可能な開発目標)」の実現に向け、何度も使える折りたたみ傘の携帯習慣を啓発する「たたむ、をひろげるプロジェクト」の取り組みを今年6月から展開している。

 今回配布する絵本は同プロジェクトの一環で、「初めて傘を手にする子どもたち」に向け製作した。物語は、持ち主に捨てられてしまったビニール傘が新たに折りたたみ傘へと生まれ変わるまでを描く。プロジェクトタイトルにちなみ、本の中の絵柄が飛び出す仕掛けを施し、「たためる絵本」に仕上げた。「子どもたちに環境保護の重要性を訴えかけながら、日頃から使う身近なものを『大切に長く使ってほしい』との思いを込めた」という。

 配布対象は「初めて傘を購入する小学生以下のこども」。絵本のストーリーになぞらえ、購入した傘とセットでネームシールも配布し「自分で考えた傘の名前を記入して『傘を大切にすると約束してもらうこと』も配布の条件」となる。

 営業時間は11時~20時。絵本配布はなくなり次第終了。

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