
高知県の特産かんきつ「土佐文旦」の魅力を伝えるイベント「土佐文旦FESTIVAL(フェスティバル)2025」が3月23日、カフェ「KUDZUNERUYA(くずねるや)」(世田谷区奥沢4)で開かれる。
主催するのは、和菓子プロデューサーで「毎日が和菓子日和」を主宰する梅田なお実さんと、和菓子作家「Café Irodori(カフェ・イロドリ)」のまきのあやさん。土佐文旦好きが高じ、「土佐文旦と和菓子のおいしさを多くの人に伝えたい」と、土佐文旦の専門農家「高橋農園」(高知県土佐市)と共に2023年、同イベントをスタート。今年で3回目の開催となる。
土佐文旦は直径20センチ近くあり、グレープフルーツほどの大玉かんきつ。梅田さんによると「爽やかな香りと、ちょっぴりほろ苦くみずみずしい味わいが特徴」という。
生産を手がける高橋農園では、広い敷地の中で「温室土佐文旦」と「露地土佐文旦」を作り分けており、イベントでは、自然の環境の中で育てた露地土佐文旦を店頭販売する。価格は1個600円。同農園の原川展一さんが在店(15時まで)する。
店内では、Café Irodoriが「土佐文旦を主役に創作した」という和菓子(480円~)、高知県産クラフトジンが香る「毎日が和菓子日和特製・土佐文旦ジャム」(小瓶=400円、中瓶=600円)を販売する。
イートイン限定のカフェタイム(11時~14時)には、「土佐文旦と最中サブレのティーセット」(1,250円)を用意。米とアーモンドを使ってサクサクとした食感に焼き上げた最中サブレに、土佐文旦ジャムやマスカルポーネクリーム、つぶあんを添えて提供する。お茶は、ティーコーディネーターでもある梅田さんがセレクトした、あんこや土佐文旦と相性の良い各地の紅茶・お茶の中から1種類選べる。
このほか、和菓子とお茶のペアリングが楽しめるセットメニュー「土佐文旦満喫セット」(和菓子3種、お茶3種、土産付き=4,500円、要予約)も。
梅田さんは「土佐文旦の爽やかな香りに包まれる会場にぜひ足を運んでもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は11時~19時。店頭販売商品は予約も可能。