20~30年前の「むかしのコドモ写真展」-学芸大の写真店「モノグラム」

2階ライブラリーで開催中の「むかしのコドモ写真展」には、現在20代後半~30代を迎えている出品者の子ども時代の写真100枚が並ぶ

2階ライブラリーで開催中の「むかしのコドモ写真展」には、現在20代後半~30代を迎えている出品者の子ども時代の写真100枚が並ぶ

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 カメラや写真好きのためのコミュニティーサイト「カメラピープル」運営や写真プリントサービスなどを手がける「モノグラム」(目黒区鷹番2、TEL 03-3760-5852)で現在、家族や親戚などに撮ってもらった子ども時代の写真100枚を一堂に並べた「むかしのコドモ写真展」を開催している。

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 「カメラピープル」では毎夏、一般公募による作品展示やワークショップを行う写真イベントを企画しており、今年で4回目。今回は「みんなのコドモ展」と題して、「コドモ時代のアナタの写真」100点と、「あなたが撮ったコドモの写真」200点を募集。それぞれの応募作品を「むかしのコドモ写真展」と「いまのコドモ写真展」の2つの写真展として、北海道・東京・関西・福岡にある写真店と雑貨店を展示会場に巡回する。

 東京会場は、東横線学芸大学駅にある同店で「むかしのコドモ-」を、同線代官山駅にある「こどもビームス」(渋谷区)で「いまのコドモ-」を開催。約5分の電車移動で、両会場の作品を見比べることができる。

 同店2階のライブラリーには、主に20代後半~30代から寄せられた子ども時代の写真を展示。いずれも家族や親戚などのアマチュア写真家が、入学式や節句、旅先などさまざまなシーンで見せる子どもたちの豊かな表情をとらえた内容がそろう。写真の中で被写体と一緒に写る家、車、洋服、おもちゃなど、その時代を映し出す背景も興味深い。

 同店ディレクターのミヤモトタクヤさんは「当時はフィルムカメラによる撮影で、前後のストーリーなどカメラマンの思いが一瞬のシャッターに込められているのを感じる。カメラの性能やテクニックは年々アップし、今は当時よりもシャッターチャンスも多いが、写真を撮りっぱなしで見直さない人も多い。今回の2つの写真展をきっかけに、忘れてそのままになっている自分や家族の写真をもう一度見直す機会にしてもらえれば。どれも良い写真であることに気付くはず」と話す。

 そのほか会場では、「オトナになるキミへ」をテーマにした子どもの成長をとらえた文庫本風フォトアルバム「コドモBUNKO」の50作品も展示する。

 営業時間は11時~20時。2階ライブラリー展示=木曜~日曜、月曜~水曜休み。今月16日まで。

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