ヘッドラインニュース
自由が丘に世界の染織品集めた「テキスタイルミュージアム」
(2009年11月17日)
世界各地の染織品を集めた個人美術館「岩立フォークテキスタイルミュージアム」(目黒区自由が丘1、TEL 03-3718-2461)が11月3日に開館し、現在「第1回展 毛織物展~フェルトから始まったテキスタイル~」が開催されている。
同館は、民族染織研究家の岩立広子さんが40年以上にわたってアジアをメーンに世界各地を訪ね、収集してきた民族衣装などの染織品約7,500点を所蔵。中でも1970年より毎年渡航して村々を巡り収集したインド全域のテキスタイルコレクションは約4,000点にも及ぶ。
これまでも収集品の一部は、岩立さんが経営してきたギャラリー「カディ岩立」を中心に公開していた。今回、同所を展示室として改装し個人美術館としてスタートしたのは「世界の急激な変化を感じたから」だと話す。
「民族紛争や急速な近代化などの影響で、わたしが一生かけて集めてきた『手仕事』が各地から消え、今や二度と手に入らなくなってしまったものも多い。失われてしまった文化を皆さんにお見せしたい、集めたものを人類の共有財産として次の世代へと伝えていかなくては。それが現地の人々や風土、布が生まれた過程を知る証人としてのわたしの務めだと考えた」(岩立さん)。
開催中の企画展では、最初に人類の身を守った「毛織物」にスポットを当ててテキスタイルの原点を紹介する。チュニジア、モロッコ、グルジア、トルコなど世界各地の染織品約100点を展示。
中でもひときわ目を引くオレンジ色の布は、イラクのアラブ族が婚礼に作り上げた総刺しゅうの敷物で、現地の自然や動物の姿が文様として織り込まれている。そのほかフェルト地に刺しゅうを施したアフガニスタンの族長のコートやパシュミナ山羊の羊毛を使ったインド・カシミールのショールやコート、各地の民族衣装や敷物などが並ぶ。
「こうした手仕事には人の温かさがあり、見ているだけで幸せな気持ちになる。きっと日本人のDNAの中には、こうした布の持つパワーに触れる喜びや心の豊かさがあるように思う。自分のルーツは世界中にある、そんな衣装の文化を身近に感じてほしい」と岩立さん。今後は、約2~3カ月間隔で展示内容を企画し、ギャラリートークなども開く予定。
開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。日曜~水曜休館。入館料は300円。同展は来年1月30日まで(12月20日~1月6日は休館)。
自由が丘「Khadi岩立」でテキスタイル展-北米の織物やキルト展示(自由が丘経済新聞)広尾に新「山種美術館」オープン-開館記念「速水御舟」展始まる(シブヤ経済新聞)著名人が本業離れたアート作品を展示-三国連太郎さんらが5人展(横須賀経済新聞)岩立フォークテキスタイルミュージアム
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://jiyugaoka.keizai.biz/headline/503/trackback.html
トラックバック一覧(1)
岩立フォークテキスタイルミュージアム 「みんなの経済新聞ネットワーク」の東京・自由が丘からの情報です。民族染織研究家の岩立広子さん が40年以上に…(2009-11-17 22:59:20)
アーカイブ
米在住彫刻家、「原始的なライン」テーマに作品展-自由が丘のギャラリーで 自由が丘駅前にあるギャラリー「DIGINNER GALLERY WORKSHOP(ディギナー ギャラリー ワークショップ…
キャンドル製品の売り上げを東北被災地支援へ-自由が丘のフェアトレード店 衣類・アクセサリー・雑貨・食品などのフェアトレード商品を取り扱う「ピープル・ツリー自由が丘店」(目黒区自由が丘3、TEL…
自由が丘のアパレル通販会社が「花粉症対策コート」-生地に花粉防止加工 アパレル通販会社「ドゥクラッセ」(目黒区)が2月、レディス花粉症対策コート「花粉ガード・ステンカラー・コート」の販売を始…
学芸大学西口に「串カツ田中」-開放的な雰囲気で近隣住民やカップルが利用 学芸大学駅西口に1月14日、「串カツ田中 学芸大店」(目黒区五本木3、TEL 03-3715-6601)がオープンした。
八雲で「国際交流フェス」-各国の人と文化・食で交流体験 めぐろパーシモンホール(目黒区八雲1)で2月4日・5日、「第7回 MIFA国際交流フェスティバル」が開催される。

