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緑が丘の住宅街に「ビーガンマフィン」専門店-古民家で素朴な味提供

住宅街の路地奥にある「七曜日」店頭には、その日の分だけ手作りした純植物性マフィンが並ぶ

住宅街の路地奥にある「七曜日」店頭には、その日の分だけ手作りした純植物性マフィンが並ぶ

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 東急大井町線・緑が丘駅近くの住宅街に10月7日、「ヴィーガンマフィン屋 七曜日(ななようび)」(目黒区緑が丘1、TEL 070-6644-3128)がオープンした。

作り置きせずその日の分だけ手作りで提供する「七曜日」のマフィン

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 ベジタリアンの中でも乳製品や卵など動物性たんぱく質の食品を食べない菜食主義者「ヴィーガン」。同店が提供するのは、バターや牛乳、卵、白砂糖、着色料、保存料などを一切使用しないビーガンスタイルのマフィン。国産またはオーガニックなど安全な食材をできるだけ選び、作り置きせずにその日の分だけ店主の田村典子さんが手作りする。

 きっかけは、典子さんが約3年前から玄米や野菜を中心とした食生活を始めたところ、「たまにお菓子を食べたいと思って市販のものを購入すると、動物性食材やさまざまな添加物が使われていて、だんだん素材の味に敏感になってきていた自分にはおいしいと思えなくなってしまった」ことから独学でレシピを考案。中でも純植物性のマフィンは、ビーガンの菓子を敬遠していた友人知人にも好評で、周囲の勧めもあって開業を決意した。

 場所は、住宅街の路地奥を入った隠れ家のような一角にある古民家。田村さんの姉・知子さんが所属するデザイン・編集事務所とシェアするかたちで改装したもので、店舗面積は16平方メートル。「自分たちの素朴なマフィンのコンセプトに合った民家での出店にこだわった」(典子さん)という店内は、玄関のたたきを上がったところにアンティークの木製ショーケースを置く。

 メニューは、「黒ごま」「紅茶」(各315円)、「ココアナッツ」(336円)、「抹茶とお豆」(368円)の定番マフィンと、月替わりの「季節のマフィン」(全3種=315円~368円)、その日店頭に並んだ計7種類のマフィンのプチサイズセット「petitマフィン」(1,575円、1日7セット限定)を用意。今後は、産地直送の素材を使った期間限定マフィンなども提供する予定。

 田村さんは「ビーガンやベジタリアンの方に限らず、ナチュラルなライフスタイルに関心のある方、素朴なお菓子が好きな方にも興味を持っていただけるマフィンを作っていきたい。自由が丘はそういった方々が集まる街だと考え周辺での出店を決めた」と話す。「中国の言葉『一陽来復』を『七曜来福』に置き換え、皆さんが『七曜日』に来店いただきマフィンを召し上がってくださる度に幸せな気分になっていただけたら」とも。

 営業時間は11時~18時(売り切れ次第終了)。火曜・水曜定休。

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