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自由が丘の日本製雑貨セレクト店で「コトリ」展-小鳥をモチーフにした作品

「コトリ展」の作品から、岩手・六原張り子による「起き上がり小法師(こぼし)」、青森・下川原(したかわら)焼人形による「鳩笛」

「コトリ展」の作品から、岩手・六原張り子による「起き上がり小法師(こぼし)」、青森・下川原(したかわら)焼人形による「鳩笛」

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 日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana(カタカナ)自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)で3月21日、「コトリ展」が始まった。

小鳥がモチーフのさまざまな作品が集まった「コトリ展」の様子

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 素朴で愛らしい郷土玩具と現代の作り手たちによる「小鳥」をモチーフにしたさまざまな作品を集めた同展。伝統技術を守りながら現代のライフスタイルに合わせて作られた玩具をはじめ、ガラス製オブジェやアクセサリー、食器、文房具など計25組のアーティストによる作品をラインアップする。

 岩手を拠点に活動するデザイナーユニット「coshell2(コシェルドゥ)」が手掛けたのは、地元民芸品「六原張り子(ろくはらはりこ)」による作品。同県の伝統和紙「成島和紙」を使った素朴な色合いと一つ一つ手描きで表情が異なるのも愛らしい。

 出品するのは、ひもを下に引くとシジュウカラやメジロの羽が羽ばたく「とりパタパタ」(1,700円)、オカメインコやフクロウのほか同店が発案したジュウシマツ、文鳥を加えた全6種類をそろえる手乗りサイズの「起き上がり小法師(こぼし)」(1,800円)。

 青森・津軽の伝統工芸品「下川原(したかわら)焼人形」窯元の阿保正志さんが手掛ける「鳩笛」(1,000円~)は昔からの鳩笛をモダンなスタイルにアレンジしたもの。地元・弘前のセレクトショップ「chicori(チコリ)」とのコラボ作品「鳩笛ブローチ」(1,200円)は小さなサイズでも素朴な音色が楽しめる(以上、税別)。

 そのほか、青森の伝統工芸「こぎん刺し」の技法を使った「chiho yoneyama cogin works」やボタンブランド「katachi-gurumi」によるブローチなどのアクセサリー、神奈川・大磯「玉造ガラス工房」による色鮮やかなガラス製オブジェなど。

 同展を企画した店主の河野純一さんは幼いころ、飼っていた小鳥が遊ぶ姿を眺めるのが好きで、「コシェルドゥさんに今回特別に作っていただいたジュウシマツと文鳥は、実は自分の思い出の小鳥たちをリクエストしたもの」という。

 同店に作品を出品している人気アーティストたちも「鳥が大好き」という人が多く、同展のために作った新作も見られる。「鳥はいとも簡単に空を飛ぶが、そんな姿に無意識のうちに憧れを抱くアーティストが多いのかも。彼らが手掛けた『小鳥』を身に着けて楽しんでもらえたら」とも。

 営業時間は11時~20時。4月2日まで。

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