「線の美」がテーマの作品展-学芸大のギャラリーで

線の美しさを追求したいしかわさんの個展「Dear friends,」作品から「リビングライブ」

線の美しさを追求したいしかわさんの個展「Dear friends,」作品から「リビングライブ」

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 学芸大学駅東口エリアにあるギャラリー「YUKARI ART CONTEMPORARY」(目黒区鷹番2、TEL 03-3712-1383)で、いしかわかずはるさんの個展「Dear friends,」が開催されている。

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 同ギャラリーは、昨年10月にオープン。オーナー兼アートプロデューサーの「ギャラリスト」が、新進気鋭の若手作家をギャラリーに所属させ、月替わりで展覧会を行っている。ギャラリスト・作家ともに1970年代以降生まれで、「同じ時代を生きてきた作家の作品を世の中に残していきたい」(同ギャラリー)との思いで開設したという。

 所属作家の一人であるいしかわさんの作品は、日常風景や人物をボールペンによるシンプルな線のみで描きだす「線」の美しさが特徴。「GEISAI#9」銅賞、yukari-art inc.賞、B Gallery賞を受賞、個展やグループ展開催のほか、昨年はトヨタ自動車本社ビル(名古屋市)のショールーム展示用の企業メッセージ作品を制作するなど、今後の活躍が期待される。

 今回の展示作品は、ボールペンの代わりに糸を使い、キャンバスやガラスに絹糸や毛糸を貼って描いた新作ドローイング約20点。糸を使う新しい作風について、いしかわさんは「筆やパステルで描くとかすれやにじみなどが出るが、そういったものが極力生じないボールペンを好んで使っている。さらに最近は、筆圧もない『糸』を用いるようになった。できるなら空中に絵を描きたいと思うほどで、これからもひたすらに『線』の美を追求していければ」と話す。

 同展では、展示作品の販売(2万円~)も行う。営業時間は、木曜・金曜・土曜=12時~20時、火曜・水曜=事前予約。日曜・月曜休廊。同展は2月9日まで。

YUKARI ART CONTEMPORARY

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