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都立大学駅高架下に新商業施設「トリツナード」 新たに7店舗

東横線・都立大学駅高架下に開業する商業施設(外観イメージ)

東横線・都立大学駅高架下に開業する商業施設(外観イメージ)

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 東急電鉄(渋谷区)は9月30日、東横線・都立大学駅高架下に飲食店などが入居する商業施設「ToritsuNade(トリツナード)」を開業する。

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 同社は今年4月、安全対策や鉄道サービスの向上、利用客や沿線地域社会とのかかわりなどを通して街と電車をより良くするための活動「いい街 いい電車プロジェクト」を始動。同活動の重点策の一つとして、東急線駅構内や高架下、ビルの店舗開発でのリニューアルを積極的に進めており、同施設の開業はその第1弾に位置付ける。

 場所は同駅高架下、旧「トリツフードセンター」跡で、施設面積は582.3平方メートル。既存店舗1店を含む8店舗が入り、同施設屋上階には自転車112台を収容できる「東急都立大学駅(西)駐輪場」も整備する。

 同施設のコンセプトは「都立大の良さをつなぐ、歩いてみたくなる高架下施設」。1961(昭和36)年の開業以来、地域に親しまれていた旧施設のにぎわいや、同駅線路を南北に横切る呑川緑道などの周辺環境を受け、「『街』と『人』をつなぐ散歩道(=プロムナード)になることを目指す」という。

 施設全体のデザインはウッディーな外壁素材、ベージュ~ブラウンのナチュラルカラー、ブラックのアイアンワークを採用し、従来の高架下のイメージを一新。併せて、複数の壁面緑化パネルや植栽などにより「利用者の歩みを緩め、自然な散策を促す」ことを狙う。

 新規オープン店舗は同駅から自由が丘駅方面に向かって順に、喫茶・コーヒー専門店「倉式珈琲店」、ベーカリー・デリカテッセン「35 North(スリー ファイブ ノース)」、農場直営たまご専門店「とよんちのたまご」、洋服リフォーム・靴バッグ修理「あーる工房」、イタリアンバル「カンティーナ カーリカ・リ」、精肉店「原田畜産商店」、トリミングサロン「イリオ」の7店舗。

 オープンを記念して同日と10月1日の2日間、チラシ持参客に鉢苗を進呈する(各日10時~、先着350人)。

 同社は同施設の開業を皮切りに、東横線・武蔵小杉駅や祐天寺駅、田園都市線・中央林間駅などの駅構内や高架下、駅ビルでのリニューアルを今秋以降に予定している。

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