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自由が丘の日本製雑貨セレクト店で「ニッポンのカルタ」展 新旧かるた50種

「いぬもあるけば ぼうにあたる」から始まる子ども向けカルタのロングセラー「犬棒かるた」

「いぬもあるけば ぼうにあたる」から始まる子ども向けカルタのロングセラー「犬棒かるた」

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 日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana(カタカナ)自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)で現在、「ニッポンのカルタ展」が開かれている。

約50種類のかるたやカードゲームを集めた「ニッポンのカルタ展」店内の様子

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 同店では毎年年末、家族で遊べる正月のおもちゃをそろえており、中でも特に「かるた」は好評で、客からのリクエストも多いという。「帰省などで人が多く集まるシーズンに、みんなで楽しめるかるたを今年はいろいろとそろえてみたいと考えた」と店主の河野純一さんは話す。

 同展では、子ども向けことわざかるた「犬棒かるた」などを手掛ける東京・神保町の老舗かるた専門店「奥野かるた店」(千代田区)のオリジナル商品を中心に、子どもから大人まで世代を超えて楽しめるかるたやカードゲームを約50種類集めた。

 「犬棒かるた」(820円)は昭和30年代から変わらない子ども向け定番かるた。読み札のことわざは全てひらがなで、それぞれのことわざの意味も書かれている。「五感をフルに活用した言葉遊びが楽しめ、絵札も味わいのある絵で楽しい」と河野さん。

 河野さん「お薦め」は、漢字の「へん」「つくり」が書かれたカードを組み合わせて漢字を完成させる「漢字博士」シリーズ。以前、漢字に興味を持つ親類の小学生にプレゼントしたところ、正月の集まりで大人も含めてこのカードゲームで盛り上がったという。

 「小学生の彼はこの遊びをきっかけに漢字検定を受検してしまったほど。日本人だけでなく、漢字に興味を持つ外国人のお客さまにも好評で、特に『漢字博士No.2』(2,484円)は自分たちでルールを作って発展させて遊ぶこともでき、ガードゲームとしてよく考えられている」という。

 そのほか、宮澤賢治の童話・詩歌をモチーフにしたかるた「宮澤賢治木版歌留多 楷書版」(1,728円)、野菜とその花が描かれたカードを使ってさまざまなゲームが楽しめる「野菜カード」(1,500円)、野鳥の生息地や生態について学べる「バードゲーム」(1.900円)、肉や野菜のうんちくが学べるクイズ形式かるた「バーベキューたるか」(1,995円)など。

 「遊ぶことで、知らず知らずのうちに日本の文化や温かさが伝わってくるのがかるたの魅力。かるたやカードゲーム一つで、皆さんが笑顔になってくれれば」とも。

 営業時間は11時~20時。来年1月5日まで。

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