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自由が丘が「地域BWA」導入 今年5月にサービス開始予定

自由が丘商店街が導入する「地域BWA」システムのイメージ(図版提供:自由が丘商店街振興組合)

自由が丘商店街が導入する「地域BWA」システムのイメージ(図版提供:自由が丘商店街振興組合)

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 自由が丘商店街振興組合は1月4日、地域限定の無線通信「地域広帯域移動無線アクセス(地域BWA=ブロードバンド・ワイヤレス・アクセス)システム」導入を発表した。

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 同組合によると、地域BWAシステムは、大手通信キャリアとは異なる2.5ギガヘルツ帯の周波数の電波を使い、地域の公共サービス提供を目的とした電気通信業務用の無線システム。自由が丘および目黒区における地域BWAシステム事業は、昨年11月に同システム無線免許(地域免許)を取得したJASPAS(目黒区)が街や商店街と連携して行っていく。

 地域BWAの特長として、通常の通信サービス(インターネット)に安定的な接続ができることから「災害時でも地域高速データ通信としてつながりやすい」点がある。非常時には、地元住民や来街者に対して避難誘導や災害などの情報をスマートフォンなどへ配信することができ、平常時には街の情報配信や防犯カメラ、高齢者の見守りなどにも活用できるという。

 自由が丘商店街とJASPASは現在、同システムを使った災害時の対策として、避難誘導のための連携組織「自由が丘帰宅困難者協議会」と連携し、商店街が街頭に設置するデジタルサイネージ(電子看板)やスマートフォンなどに災害情報を配信するシステム構築を目指している。

 同時に、平常時の利用も前提に、自由が丘駅周辺エリアに公衆無線LAN「Wi-Fiスポット」を設けることで街の利便性を高め、観光や商店街情報の配信など地域振興にも活用したい考え。今年5月のサービス開始を予定する。

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