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奥沢で「いり子」勉強会 良いいり子の見分け方、だしの取り方など伝授

いり子専門店「やまくに」が取り扱う、香川・燧灘(ひうちなだ)産いり子

いり子専門店「やまくに」が取り扱う、香川・燧灘(ひうちなだ)産いり子

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  環八通り沿いにある家具・生活雑貨のデザインセレクトショップ「D&DEPARTMENT TOKYO」(世田谷区奥沢8、TEL 03-5752- 0120)が2月4日、「d SCHOOL わかりやすいいりこ」を開講する。

「やまくに」先代店主の山下公一さん(写真中央)による「いりこ」勉強会の様子

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 毎回さまざまなフィールドで活躍するゲストを招いて開く同講座。今回のゲストは、いり子専門店「やまくに」(香川県)店主の山下加奈代さん、山下公一さんを迎える。

 香川県観音寺市の沖合10キロにある伊吹島とその周囲に広がる燧灘(ひうちなだ)は、遠浅で海流が緩やかなことから骨や身が柔らかい片口いわしが育つといい、出汁(だし)の出が良いいり子の産地として知られている。今年で創業130周年を迎える同店は、燧灘産いり子の中でも「上質なもの」を取り扱い、料理研究家などの愛用者も多い。

 講座では、いり子について基本の話をはじめ、良いいり子の見分け方、出汁の取り方、産地を取り巻く環境などについても学ぶ。

 同店は約10年前から量販店への卸を止め、先代店主の公一さん自ら全国各地へ対面販売に出向き、ワークショップなどを通していり子のおいしさを伝えている。D&DEPARTMENT TOKYOスタッフで、同講座担当の大浪優紀さんは以前、たまたま通称「いりこのおっちゃん」こと公一さんの対面販売に出合ったのがきっかけで、いり子が大好きになった一人だという。

 「昨年行った弊社スタッフ向けの勉強会を通して、お客さまにも良いいり子についてもっと知ってもらいたいと考え、そして何よりも『やまくに』さんの『良いいり子を広めたい』という思いが強く感じられたことから今回の講座を企画した」と話す。

 講義後は、参加者が引いたいり子だしを使った「みそ汁」「いり子飯」、いり子だしがらを使った「つくだ煮」のいり子軽食メニューを提供するほか、いり子の量り売り(同日限定)も行う。

 開催時間は10時~12時。参加費は3,000円(軽食含む)。定員15人。ホームページと電話で受け付ける。

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