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碑文谷でアニメを軸にしたインスタレーション展-気鋭作家・植田工さん

植田工 アニメーション作品
「胸に釘の刺さった男の子」
音楽/音響:石田多朗
編集:小田ロケット

植田工 アニメーション作品 「胸に釘の刺さった男の子」 音楽/音響:石田多朗 編集:小田ロケット

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 目黒通り・柿の木坂交差点「ダイエー碑文谷店」裏にある「RISE GALLERY(ライズギャラリー)」(目黒区碑文谷4、TEL 03-6303-3986)で現在、アーティスト植田工さんの作品展「背景が人物より近くへ 人物がより遠くの風景へ」が開かれている。

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 同ギャラリーは昨年7月から現代美術の企画シリーズ「Creativity continues2012-2013」を始め、若手作家2人に焦点を絞った企画展を1年間にわたって毎月開催してきた。今回は同シリーズ最後の展示となる。

 1978(昭和53)年生まれの植田さんは2007年3月、東京芸術大学大学院美術研究科美術解剖学専攻を修了。企業のインハウスデザイナーを経て、2010年11月から脳科学者・茂木健一郎さんに師事。現在はアーティスト・アートディレクターとして活動している。

 「イメージからアニメーションへ」をテーマに6回シリーズで構成された植田さんの同企画。ベニヤ板にチョークで描いたイメージスケッチから始まった展示が、毎回異なるスタイルのアプローチを経て、アニメーションを軸としたインスタレーション作品として完成した。

 作品名「胸に釘の刺さった男の子」は、4台のプロジェクターを使って会場空間を構成。生まれながらに胸にくぎが刺さった男の子が歩んでいく姿が描かれ、シンプルな線によるキャラクターと、そこにオリジナルの音楽・音響が加わったことで見る者により深い印象を与えている。

 約1年間という長期の企画シリーズは「作家にとっては制作期間もタイトで大変だったと思うが、続けることで作家のパワーや新たな魅力につながったのでは」と同ギャラリー。今年8月からは新たに3人の新進気鋭の作家を迎え、企画シリーズ第2弾を予定しているという。

 開催時間は12時~19時。火曜定休。5月25日まで。18日16時から、植田さんが在廊予定。

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