駒沢の自由通り沿いにある「イオグラフィック ショップ アンド ギャラリー」(目黒区東が丘2、TEL 03-5779-7389)で5月16日、「アンティパストの春夏靴下展」が始まった。
アンティパストは、フリーのテキスタルデザイナーとして活躍していたジヌシ ジュンコさんとカトウ キョウコさんが1992年に立ち上げたソックスブランド。繊細な色合わせで編まれた「しま」「チェック」「動物」「植物」などアートと遊び心を感じさせる色柄が特徴で、20~80代と幅広いファンを持つ。
ブランド誕生のきっかけは、あるファッションメーカーでレディス靴下をデザインしていたジヌシさんが、隣の席のデザイナーが手掛けるメンズ靴下の柄を見て感激したことに始まる。編み込み文字や柄の繊細さにヒントを得て、当時レディス柄では使われていなかった「ハイゲージ(=細かな編み目)」の編み機で製作を開始。履き心地や素材感にもこだわった靴下は、仏パリのファッション小物展示会「プルミエールクラス」で高く評価され、ヨーロッパの有名ショップでも扱われている。
イラストレーターで同ショップ&ギャラリーのオーナーの大橋歩さんは、同ブランドを扱うショップが数少ないころからのファン。自身が手掛けるアパレルブランド「a. (エードット)」のオリジナル靴下も製作を依頼するほど。ショップを持たない同ブランド、「ならば(同ショップ&ギャラリーで)一堂に見ていただくのはどうだろう」と今回の企画を実現させた。
展示販売するのは約200種類の春夏靴下で、価格帯は1,890円~7,140円。全てフリーサイズで、メンズ・レディスの両方を用意する。「種類ごとに多くて2足までの販売となるため、早めに売り切れの場合もある」と同店スタッフ。
営業時間は12時~19時。今月21日まで。