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自由が丘の製菓材料店「クオカ」、本格的なチョコレート試食会が好評

99種類のチョコレートには通し番号が振られ、用意されたシートの番号表示に合わせチョコレートを集めていくと簡単にオリジナルテイスティングシートが作れるよう工夫されている

99種類のチョコレートには通し番号が振られ、用意されたシートの番号表示に合わせチョコレートを集めていくと簡単にオリジナルテイスティングシートが作れるよう工夫されている

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 製菓製パン材料・器具販売の「クオカショップ 自由が丘」(目黒区緑が丘1、TEL 03-5731-6200)は今年のバレンタイン商戦で、本格的なチョコレートテイスティングを楽しめるイベントや新商品で人気を集めた。

室温20度前後に保たれた会場のテーブルには99種類の製菓用チョコレートが並ぶ

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 同店ではこれまで毎年、取り扱いチョコレート全種を無料試食できるバレンタインイベント「チョコレートコレクション」を店頭で開催してきたが、「本来チョコレートは『五感』で味わうもの。静かな環境で五感を研ぎ澄ませて試食をしていただきたい」(同店を運営するクオカプランニング)と今年は完全予約制でテイスティングできるイベント「Chocoholic 2014」へとリニューアルした。

 会場は、同店が入るビル上階に昨年2月開講した製菓・製パンスクール「cuoca STUDIO(クオカ スタジオ)」。室内はチョコレートを食べる際の適温とされる20℃前後に保たれ、世界6カ国・15社から集めた製菓用チョコレート99種類がテーブルに並べられた。

 カテゴリーは「スイート」「ミルク」「ホワイト」のほか、世界初の「ブロンドチョコレート」としてその色合いとほのかな塩味で注目を集めている仏ヴァローナ社「ブロンドフェーブドゥルセ」などの「フレーバード」があり、参加者は配られたテイスティングシートを使いながら好みの味を探っていく。

 同店スタッフによると、テイスティングの方法は「チョコレートの表面の色・つやを見る」「割って音を聞く」「香りを楽しむ」「口溶けを感じる」「甘み・苦み・酸味を味わう」ことで、「テイスティングはカカオ分の最も少ないものから食べるのがお勧め」という。

 そのほか、数種類のチョコレートで作ったガトーショコラなどのお菓子の食べ比べなども用意し、「カカオ豆の発酵や焙煎(ばいせん)方法など各メーカーのこだわりと味の違いが体験できる」工夫も施した。

 3日間行ったイベントはすぐに定員に達し、キャンセル待ちが出るほどの人気を集めたが、自宅でもテイスティングが楽しめる商品「テイスティングチョコレート」(3種類セット=500円、7種類=1,0001円)も限定発売。「ヴァローナ」「カオカ」「ドモーリ」「ルカ カカオ」、同店「クオカ」オリジナル商品など各国からセレクトしたチョコレートを詰め合わせた。

 「当店ではトップブランドのチョコレートを数多くそろえているが、まだごく一部の方にしかその魅力を伝えられていないと感じている。(今年好評を集めたことから)来年もさらに充実した内容でイベントが開催できれば」と同社経営企画部マーケティング部長の矢崎茂明さん。

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