自由が丘南口にあるカルチャースクール「東急セミナーBE 自由が丘校」(目黒区自由が丘1、TEL 03-5726-4153)で3月30日、猫の毛を使った「猫毛フェルト」による手芸講座「あつまれ愛猫家!猫毛フェルトでちりめん猫/猫毛人形」が開講される。
片手いっぱいくらいの猫毛で作れる「猫毛フェルトでちりめん猫」作品例
講師の蔦谷(つたや)香理さんが考案した猫毛(ねこけ)フェルトは、羊毛フェルトと同じ要領で猫の毛を弱アルカリ洗剤でこすり、繊維を絡めて圧縮したもの。きっかけは、愛猫家の蔦谷さんが毎日行っている猫のブラッシング。その抜け毛の量の多さに「この再生可能な資源を有効活用できないか」と考え、2005年ころから創作活動を始めたという。
猫毛フェルトの作り方や作品を紹介した「猫毛フェルトの本-うちの猫と作る簡単ハンドクラフト」(飛鳥新社)を2009年に出版。以降、蔦谷さんは「猫毛フェルター」として、全国各地で教室や作品展「猫毛祭り」を開催。愛猫家を中心に好評を集めている。
講座では、受講者が持ち寄った猫毛を使い、羊毛フェルトの技法を生かして作品を制作する。「ちりめん猫」講座(10時30分~12時30分)ではちりめんでくるんだシジミの殻をベースにした猫顔型のストラップを、「猫毛人形」(13時30分~15時30分)では約5センチ大の猫型人形を作る。
使用する猫毛の量は、ちりめん猫=片手にいっぱいくらい、猫毛人形=両手にいっぱいくらいで、猫毛100%のフェルトで作った作品はリアルな猫の感触が楽しめるという。「これまで猫毛フェルトをご存じなかった方にぜひ楽しんでいただきたい」と蔦谷さん。
参加費は、ちりめん猫=2,300円、猫毛人形=2,720円(いずれも道具貸し出し代、材料費込み)。申し込み・支払期限は3月23日。詳しい内容や申し込み方法は同校ホームページで確認できる。