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自由が丘のエコバス「サンクスネイチャーバス」が100万人乗車突破

サンクスネイチャーバス(写真)は地域のお年寄りや子ども連れ、観光客らの足として活躍している

サンクスネイチャーバス(写真)は地域のお年寄りや子ども連れ、観光客らの足として活躍している

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 自由が丘エリアを食廃油で走る無料コミュニティーバス「サンクスネイチャーバス」を運行するNPO法人「サンクスネイチャーバスを走らす会」(目黒区)は、同バスの累計乗降客数が4月1日に100万人を突破したと発表した。

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 エコバス「サンクスネイチャーバス」は1997年、自由が丘の無料コミュニティーバスとして運行を開始。27人乗りのミニバスで、運営費は自由が丘の地元企業や店舗、個人によるサポーター(会費・協賛金)で賄われている。燃料の一部に、飲食店や家庭から出た食廃油(V・D・F=ベジタブル・ディーゼル・フューエル)を使っているのが特徴。

 運行計画当初は、任意団体による路線バス運行や食廃油のリサイクル燃料を使うことについて法的なハードルが立ち上がったが、メンバーのアイデアと地元の協力で困難を乗り越え運行にこぎ着けたという。

 この取り組みは地域主導型エコプロジェクトの先駆けとして多くのメディアに取り上げられ、「ロハスな街」として自由が丘が全国的に知られるきっかけにもなった。

 2008年にはバス停も増設し、現在の運行ルートは自由が丘駅周辺から目黒通りまでの「八雲ルート」、駒沢オリンピック公園南側に隣接するマンションまで巡回する「駒沢公園ルート」がある。

 100万人乗車突破を記念し、同法人は5月5日・6日、自由が丘南口・九品仏川緑道で「乗車100万人感謝イベント」を開く。

 当日は、自由が丘のスイーツキャラクター「ホイップるん」のキャラクターソングも歌うアイドルユニット「ALLOVER」による同バスのテーマ曲発表会をはじめ、リサイクル天ぷら油で作るアロマキャンドル教室などを予定。開催時間は12時~18時。

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