自由が丘商店街振興組合が7月下旬から、街の環境活動「自由が丘森林化計画」の一環として街中にミニハーブ園づくりを始めた。
ミツバチが大好物だというハーブ数種類をプランターに植えた「ミニハーブ園」
街の緑化を進めてCO2削減を目指す同活動は今年で7年目。街の真ん中でミツバチを育てる「丘ばちプロジェクト」事業を中心に取り組んでいる。
ここ数年は、養蜂に欠かせない「蜜源(みつげん)」となる植物を街の中で栽培しようと、駅前広場の緑地や街路などにミツバチが好む植物の種をまき、昨年5月には自由が丘南口エリアにあるビルのテラス部分にバラ園を完成させるなど、街ぐるみでさまざまな緑化計画を展開してきた。
今年は新たな蜜源植物として「ハーブ」に注目する。同プロジェクト支援店舗への参加が決まった駅前の和菓子店「蜂の家(はちのや)自由が丘本店」(目黒区自由が丘2、TEL 03-3717-7367)店先で、プランターによるハーブ栽培を始めた。ミツバチが大好物だという「アニスヒソップ」をはじめ、「カラミンサ・ネペタ」「レモンバーム(別名:ビー バーム)」など、育てやすく香りもよいハーブを選んで植えた。
「樹木や花に比べるとハーブからの採蜜量は少ないが、薬効効果は人間だけでなくミツバチにも期待できる」(同組合)といい、これから同店をイメージ店舗に、街中に「ミニハーブ園」を今後増やしていく考え。また同店では、自由が丘産・丘ばちハチミツを使った新作和菓子の販売も予定している。