駒沢オリンピック公園(世田谷区駒沢公園1)中央広場で10月23日から、日本全国のご当地ラーメンが一堂に集まる日本最大級のラーメンイベント「東京ラーメンショー2015」が開催される。
昨年時の会場の様子から、向かって左側に並ぶのがラーメンブース(20ブース)、右側のテントは飲食用エリア
2009年にスタートし、今年で7回目を迎える同イベント。「東京ラーメンショーでしか食べられない」ご当地ラーメンや有名店主によるスペシャルコラボラーメンが毎年人気を集めている。今年は昨年話題を呼んだ「レジェンド」ラーメンの第2弾、海外人気ラーメン店の逆輸入「グローバル」ラーメン、都道府県別では初となる和歌山、宮崎、山口のほか台湾のご当地ラーメンなどが登場する。
開催期間は過去最長となる計12日間で、第1幕(=10月23日~28日)、第2幕(=同29日~11月3日)の2部構成。出店数は前半・後半で総入れ替え制の計40ブース(各20ブース出店)。単独出店のほか、複数店舗によるチーム出店などもあるため、全国から100店舗以上のラーメン店が参加する。
今年のレジェンドラーメンは「東池袋大勝軒×支那そばや」による「絆をつむぐ醤油(しょうゆ)らぁ麺」。今年4月に亡くなり「ラーメンの神様」と呼ばれた山岸一雄さんと、昨年亡くなった「ラーメンの鬼」佐野実さんが作り上げた味を、2人の弟子たちによってコラボを実現させるという。第1幕のみの提供となる。
グローバルラーメンは、第1幕=今年6月に独フランクフルトに出店した「Ramen Jun Frankfurt」による「とんこつラーメン~ドイツ編~」、第2幕=ミシュランガイドNY掲載店として知られる一風堂ニューヨーク店の味が楽しめる「博多一風堂×五行」コラボによる濃厚とんこつクラムチャウダー「クラムチャウダー・ヌードル from NY」、ミシュランガイド東京掲載店「黄金の塩らぁ麺 ドゥエイタリアン」(千代田区)のチーズラーメン「らぁ麺 フロマージュ」の計3種を提供する。
同イベントは毎年多くの新メニューを投入してきたが、今年の出店ラインアップには関東随一の行列店として知られる「中華蕎麦(そば) とみ田」などの再出店組も見られる。今年の選定について、同イベント実行委員長で、ラーメンデータバンク(目黒区)会長の大崎裕史さんは「来場者の方から『行列がすごくて目当てのラーメンを食べられなかった』という声を聞き、今回はあえて昨年の人気店・行列店の約半数に再出店をお願いした」と言い、各店ともメニューを一部変えるなどのバージョンアップを予定しているという。
「ここ数年でラーメンイベントが全国各地に増えているが、『東京ラーメンショー』ならではの工夫とアイデアは、どのイベントにも負けないと自負している。出店者も気合が入っているので、皆さんも気合を入れて食べに来ていただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~21時(10月28日・11月3日は18時まで)。雨天決行。入場無料。期間中のラーメン販売は全てチケット制で、1杯850円。前売り券はセブン-イレブンで販売中。参加ラーメン店やステージイベントについては公式サイトで確認できる。