日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana(カタカナ)自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)で現在、企画展「大四国展」が開かれている。
高知の竹細工作家・下本一歩さんが手掛けた「竹製カトラリー」各種
「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」を目指して、全国各地を回ってものづくりに携わる人たちを訪ねてきた店主の河野純一さんが「自然豊かな風土とそこに暮らす人たちの温かさの魅力にすっかりはまってしまった」という「四国」にスポットを当てて開く同展。四国4県の食品、雑貨、ウエアなどをそろえる。
店内に特設売り場を設けた食品コーナーは、地元をはじめ四国地方の食品を幅広く取り扱う「まなべ商店」(愛媛県)がセレクトした食材や加工品を紹介する。農薬を使わない自家菜園のニンニクやハーブを使った「フルヤジオーガニックス」(高知県)の「畑のラー油」「パクチーオイル」(各800円)など。
雑貨は紙製品やオブジェ、アクセサリーなどをそろえ、中でも河野さん「お薦め」は、高知の下本一歩さんが手掛ける竹製カトラリー。山奥で炭焼き作業の傍ら、竹のみを使って一つ一つ手作りしているという。竹の節を生かした丸みが特徴の「竹のおたま」(小3,800円、大4,500円)、手になじむ「こどもスプーン・フォーク」(各2,000円)、ジャムスプーン(2,200円)など。
アパレルは、コットンやリネンなどの天然素材を使ったオリジナルの洋服を手掛ける「SA-RAH」(愛媛県)が出展。今回はレディースのみで、リネン素材のシャツ(1万1,000円)、ワンピース(1万2,000円)をそろえる(以上、税別)。
期間中は店主や生産者による「週末マルシェ」を開くほか、出展者が次々と来店を予定しているという。「私自身、四国に縁もゆかりもなかったが、(当展は)いろいろな出会いから生まれ、その出会いが集まったイベント。来店くださる皆さんにも、ここで楽しい出会いがあれば」とも。
そのほか、同店とゆかりのある店が「四国」をテーマにしたイベントを共同開催する。「cafe イカニカ」(等々力6)は四国産野菜を使ったメニューなどを提供。ビーガンマフィン専門店「七曜日」(目黒区緑が丘1)は愛媛県大三島産のかんきつを使ったマフィンを用意する。愛媛が舞台の小説「ボクは坊さん。」(白川密成さん著)を手掛けた出版社「ミシマ社」(自由が丘2)は、同書の原画を展示するほか四国関連本などを紹介する。
営業時間は11時~20時。今月31日まで。共同開催については各店・各社の営業日と営業時間に準じる。