駒沢オリンピック公園中央広場(世田谷区駒沢公園1)で11月18日から、日本各地のブランド和牛が味わえるフードイベント「東京和牛ショー2016」が開催される。主催は日本食肉協会 東京城南支部、東京都食肉生活衛生同業組合 目黒支部。
埼玉産の武州和牛を使った肉饂飩とみ坂「武州和牛の上あぶり肉うどん」
和牛とは、日本の在来種のみを交配・改良した牛種で、「黒毛和種」「日本短角種」「無角和種」「褐毛和種」の計4種のみ。その飼育には放牧などの手間がかかることから大量生産が難しく、将来的に流通量が減ることが危惧されているという。
和牛に携わる畜産農家、流通業界関係者、販売店舗の「国産和牛を守りたい」「和牛のおいしさを多くの人に知ってほしい」という思いから生まれたという同イベント。日本各地の国産和牛15ブランドを集め、人気を集める牛肉料理店がステーキや焼き肉、ハンバーガーなどオリジナルメニューで提供する。
出店するのは「Bistro BASH」(世田谷区)、「庵GuRi de 2909」(同)、「元祖もつ鍋博多屋赤坂店」(港区)、「焼き肉よろい」(品川区)、「WAGYU DELI BURGER'S」(港区)、「Halal焼肉 成田屋」(茨城県)、「渋谷 牛門」(渋谷区)、「ビストロ ル コントワール ド クエルクス」(目黒区)、「肉饂飩(うどん)とみ坂」(横浜市)、「六本木横丁 大親分」(千葉県)のほか、主催者ブースを加えた計12ブース。500円~3,000円のメニューを用意する。
同イベント「お薦め」メニューは、埼玉のブランド和牛・武州和牛を使った肉饂飩とみ坂「武州和牛の上あぶり肉うどん」(800円)などの肉うどん、同イベントのために用意したという「希少価値の高い」東京のブランド和牛・秋川牛を使った特選焼肉(主催者ブース)の「ステーキ」(価格未定)など。
同イベント広報担当者の明地みゆきさんは「女性を中心とした『肉ブーム』が来ている今こそ、日本の和牛のおいしさを知っていただきたい。日本の和牛文化を継承できるよう、このイベントを通じて発信できれば」と意気込む。
開催時間は10時~21時(最終日は18時まで)。入場無料。今月23日まで。