飲食店運営を手がけるエンズ(渋谷区)は2月1日、酢を使ったスイーツ専門店「Patisserie suQue(パティスリー・スクウ)」(世田谷区奥沢5)を自由が丘南口のカトレア通り沿いにオープンした。
エンズは、食酢最大手のミツカングループ(愛知県半田市)と組み、同社ウェブサイトで家庭用食酢を使ったドリンクの提案などを手がけてきた経験を生かし、フルーツや野菜、花などを漬けこんだ酢を使ったスイーツを開発。同店担当者は「昨今の健康ブームで酢が注目されているが、酢はいろいろな使い方ができる魅力ある素材。『酢』という意外性でスイーツ業界に新しい流れを作っていきたい」と話す。
カトレア通り・角地のビル1階部分に出店した同店の店舗面積は15坪、客席は5席。白を基調とした店内には、色とりどりのフルーツ酢の瓶をディスプレーしている。現在、イチゴ、リンゴ、アンズ、レモングラス、黒豆やゴマなど約20種類のオリジナル酢を用意しており、今後は季節に合わせた酢をさらに拡充していく予定。
スイーツは、バトンケーキ、シフォンケーキ、プチガトー、アントルメ、そのほか酢ジャムなどをそろえる。酢の風味については、「熱を加えるなど酸味の度合いを調整している。ちょっと変わった味を楽しんでもらえれば」(同店)とも。
主な商品は、バトンケーキでは「ラズベリー酢といちごのショートケーキ」(1,720円)、「ドライトマト酢のカプレーゼ風」(1,840円)。プチガトーは、「ラベンダー酢ジュレとホワイトチョコムース」(410円)、「アプリコット酢のレアチーズケーキ」(460円)、「マンゴー酢のパッションフルーツソース セミオレンジ酢のコンフィ」(460円)など。
20代~40代の女性をターゲットに据えるが、「意外と男性利用客が多く見られる」(同店)という。営業時間は12時~19時。月曜定休(祝日の場合は火曜定休)。
Patisserie suQue