羊毛フェルトの「ミニチュアドッグ」人形展-田園調布のドッグカフェで

羊毛フェルト作家・きりのみりいさんの人形展作品から「フレンチブルドッグ」

羊毛フェルト作家・きりのみりいさんの人形展作品から「フレンチブルドッグ」

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 田園調布駅前・東急スクエアガーデンサイト北館にあるドッグスカフェ「Deco's Dog Cafe 田園茶房」(大田区田園調布2、TEL 03-3722-5033)で現在、羊毛フェルト作家・きりのみりいさんの人形展が開かれている。

写真で見ると本物の「トイプードル」と見分けが付かないほど…

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 主に広告や雑誌のイラストレーターとして活躍していたきりのさんは、絵画・造形教室を開校して新しい素材を探していた2003年ごろ、綿のような手触りとぬくもりを持つ羊毛フェルトと出会い作品制作を開始。犬やネコをモチーフにしたミニチュア人形作品は、生き生きとした表情と姿が精巧に表現されていることから、作品展のほかオーダーメードで人気を集めている。

 作品は、粘土細工を作るような要領で、フワフワとした羊毛フェルトを専用針で刺して絡めながら形を作り上げていく。羊毛フェルトの魅力について、きりのさんは「独特の質感や手触りからぬくもりが感じられ、少々嫌なことがあっても、作品制作に取りかかると次第に心が穏やかになっていることに気付く。作品を見てくださる方だけでなく、作り手の私自身も癒やしをもらっている」と話す。

 同展では、きりのさんが作品制作を通じてペットたちから教えられたという「生命の神秘・命の尊さ」をテーマに、トイプードルやチワワなど全長10~30センチ大のミニチュアドール11点、イラスト3点を展示する。

 「愛犬を亡くしてペットロスを体験した方からの人形制作の依頼も多く、作品にはペットだけでなく人間にもつながる『命の尊さ』への思いも込めた。自由にペットが持てる幸せな時代にいるが、人間とペットがより良い環境で共存できるよう見直していただくきっかけになればうれしい」(きりのさん)。

 期間中、展示作品販売と併せて羊毛人形教室を開くほか、人形制作の注文も受け付ける。完成品の価格は、サイズ12~17センチ相当で30,000円~。

 営業時間は10時~20時。6月14日まで。

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