駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で8月22日、「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト2009東京大会」が開催される。主催はABU(アジア太平洋放送連合)。
同大会は、ABUに加盟する国と地域から選抜された大学・工科大学の学生が参加して行われるコンテストで、日本での開催は第1回大会(2002年)以来2回目。今年は20の国と地域から21チームが参加、与えられた競技課題をもとに、自らのアイデアを駆使してロボットを製作し、競技を通して技術力と独創力を競う。
今年の競技課題は、開催国である日本が策定した「旅は道づれ 勝利の太鼓を打て」。日本の伝統的な乗り物「かご」による旅をイメージし、「自動ロボット」と「手動ロボット」が協力して担いだ「かご」に「旅人ロボット」を乗せて旅する内容。
試合は赤、青2チームの対戦形式で、試合時間は3分。道中には峠や林をイメージした課題があり、旅人ロボットを落とさないように通過し、旅の終わりには旅人ロボットがかごから降りて「勝利の太鼓」を鳴らす。相手チームより先に3つの太鼓すべてを鳴らすと勝利となる。
開催国である日本からは、国内予選を勝ち抜いた豊橋技術科学大学、金沢工業大学の2校が出場。両校とも今回で3度目の出場となる強豪校として知られている。
同大会実行委員会は「経済的にも技術的にも発展目覚ましいアジア・太平洋地域の代表が集うABUロボコンは、国や地域の威信をかけて、技術力がぶつかり合う戦いとして毎年大きな熱気に包まれる。海外チームも強豪ぞろいで、1秒を争うスピーディーでスリリングな好ゲームが予想される。2005年を最後に優勝から遠ざかっている日本が、開催国としての意地を見せることができるのか、注目してほしい」と期待を寄せる。
11時~17時40分(予定)、入場無料。往復はがきで申し込む(応募多数の場合は抽選)。7月30日必着。詳しくは公式サイトで確認できる。