目黒通り周辺に集積するインテリアショップ、カフェ、レストランなどが加盟する「MISC(目黒インテリアショップスコミュニティー)」が主催する人気イベント「MEGURO Interior Collection 2010」が9月14日、始まった。
昨年まで「目黒サローネ」の名称で親しまれてきた同イベント。今年から年1回の開催に変更し、会期中には目黒区美術館区民ギャラリーでインテリアデザイン展も開催するなど、これまでよりもスケールアップした企画をそろえる。
期間中、老舗的存在の大手インテリア店から個人経営店までそろう都内屈指の「インテリアストリート」と呼ばれる目黒通り沿いのメーン会場を起点に、ワークショップや展示販売、MISC加盟店54店が参加するウオークラリー、各種セールなどを行う。
メーン会場は、目黒区美術館 区民ギャラリー(目黒区目黒2)、ホテル「CLASKA(クラスカ)」(中央町1)、インテリアデザイン専門学校「ICSカレッジオブアーツ」(柿の木坂1)の3カ所。
同イベント初の企画展「北欧モダンチェアー100展」は、日々の生活に密着した家具「いす」をテーマに、デンマーク人デザイナーのハンス・ウェグナーの「Yチェア」など今もなお世界各国で愛用されている北欧の名作いすを紹介。同企画監修を担当した武蔵野美術大学名誉教授の島崎信さんによるセミナー「北欧ライフスタイルと100脚のいす」も開く(19日14時~)。
そのほか官民学一体のリサイクルプロジェクト「Re-arise-」では、ICSカレッジオブアーツの学生が製作したエコリサイクル家具を同校で販売。不要になった家具や廃材を使用した作品をそろえ、売上金は目黒区緑化プロジェクトへの寄付に充てる。展示・販売時間は10時~18時。
参加店舗、マップ、各イベントスケジュールなどは「MISC」公式サイトで確認できる。9月20日まで。