駒沢オリンピック公園中央広場（世田谷区駒沢公園1）で11月3日～7日、全国有名ラーメン店が一堂に会する日本最大級のラーメンイベント「東京ラーメンショー2010」が開催される。

初タイアップ商品を手がけた「蒙古タンメン中本」の白根さん、「せたが屋」の前島さん、その味に太鼓判を押すキャイ～ンの天野さん

　「東京ラーメンショー」は昨年5月、東京「初」「発」のラーメンビッグイベントとしてスタート。期間中は雨模様だったにもかかわらず、3日間で約9万人の来場者を集めた。2回目となる今回は、天候面や「もっとゆったりイベントを楽しみたい」という来場者からの声を反映した形で、秋開催で期間も前回の3日間から5日間に延長。20万人の動員を見込む。

　屋外の会場には、全国から集まったラーメン店約100店舗が参加する「ラーメンブース」27棟が出展し、テント付き飲食スペース1,080席を用意する。イベントステージでは、フードファイターの山本卓弥さんとラーメンブロガーらが対決する「ラーメン大食い選手権（仮）」（3日）、一般来場者が参加できる「エア湯切り選手権」（3日・6日）や子ども向けショーなどを繰り広げ、そのほか食育をテーマにした「親子で作るラーメン・餃子教室」（6日・7日）などの企画も。

　期間中に提供するラーメンは、全国7エリアから選抜された店舗が自慢の味を実演販売する「ご当地ラーメン」と、同イベント限定企画「首都圏最強コラボラーメン」を用意。

　「首都圏最強コラボラーメン」では、9つのコラボプロジェクトが実現。中でも注目を集めそうなのが、日本ラーメン協会スペシャルブースとして提供する「一風堂×蒙古タンメン中本　禁断コラボ」、「せたが屋×一風堂×蒙古タンメン中本　三強タッグ」。これらは同イベント初のタイアップラーメンとして、チルド麺「三強タッグ ピリ辛濃厚豚骨タンメン」（495円）、カップラーメン「7&i 一風堂×蒙古タンメン中本 黒辛味噌豚骨」（198円）の商品名で10月22日より、全国のセブン-イレブン店舗ほかで限定販売する。

　コラボラーメンをプロデュースした「蒙古タンメン中本」代表の白根誠さんと「せたが屋」代表の前島司さんが10月12日、都内で行われた同イベントの記者会見に出席した。「味の打ち合わせを重ねて互いのパンチが効いたラーメンができた。女性や子どもにも楽しんでもらえるはず」（白根さん）、「豚骨スープや魚介だしなどそれぞれの個性を一つにまとめるのは大変だったが、その分いいものができたと思う」（前島さん）と、そろって自信を見せた。

　同イベントの楽しみ方について、「日本一ラーメンを食べた男」として知られるラーメンデータバンク代表の大崎裕史さんは「全国から集まった『ご当地ラーメンブース』は、わたしが自信を持って選んだ間違いなくおいしい店ばかり。ちょっとでも行列の少ないタイミングがあれば、まずそのラーメンから攻略するのが良いかも。おなかを満たしたらステージイベントを見て楽しんでもらい、また列が空いてきたところで食べていただく（笑）。今年はゆっくりと楽しんでもらえたら」と話す。

　開催時間は10時～20時（最終日は17時まで）。雨天決行。入場無料。期間中のラーメン販売はすべてチケット制で、前売り券・当日券とも750円。前売り券はセブン-イレブンで販売中。参加ラーメン店やイベントについては公式サイトで確認できる。