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自由が丘にカレー専門店-カレー好きの建築デザイナーが開く

和風ベースの出しが利いた「特製けんちゃんカレー」(写真はアナゴやホタテ、エビをトッピングしたもの)

和風ベースの出しが利いた「特製けんちゃんカレー」(写真はアナゴやホタテ、エビをトッピングしたもの)

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 自由が丘北口に4月29日、カレー専門店「KENchanCURRY(けんちゃんカレー)」(目黒区自由が丘1)がオープンした。

現代の武家屋敷が自由が丘に出現、「KENchanCURRY」ファサード

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 自らカレー作りも手がけるオーナーの磯部賢さんの本業は建築デザイナー。「これまで空間を作る仕事に関わってきたが、その中で提供するサービスや時間にはデザイナーは携われない。そこで自分の手で全て作りたいと開業を考えた」と磯部さん。

 店舗面積は63平方メートル。「現代の武家屋敷」をイメージしたという内外観で、店内の壁は校倉仕上げや縄目仕上げなど江戸の雰囲気を感じさせる造りに。1階は5~6人を収容できるスタンディングスタイルで、2階はテーブル席12席、3階は座敷20席。

 提供する「特製けんちゃんカレー」(小盛680円~特大盛1,000円)は、ニンニク、ショウガ、バジル、オレガノ、マジョラムなど30種類以上の天然スパイスを煮込んだもので、知人の間で好評だったという磯部さんのオリジナルレシピ。「和風ベースのだしが利いた、どこか懐かしいが、どこにもない味に仕上がっている」と自信を見せる。

 同ルーをベースに、ライス、辛さ、トッピングを自由に組み合わせて自分だけのオリジナルカレーに仕上げるのが同店の特徴。ニンニクの臭いを気にする利用客は、ニンニクを抜いた「姫辛」ルーも選べる。

 トッピングは、鉄板で焼いて提供する肉や魚介類、野菜など約30種類(50円~300円)を用意。主なメニューは「とろとろチーズかけハンバーグ」「皮付き若鶏の塩焼き」「めちゃ旨ホタテ」「ほっくり蒸しアナゴ」「白味噌とろとろチーズ」「ほくほくカボチャ」など。

 カレーのアレンジメニューでは、カレーソースをかけた「特製ほくほくポテト」(テークアウト280円~)のほか、熱いカツオだしをかける「カレー茶漬け」(180円追加)、温泉タマゴをのせる「カレーに変身うどん」(200円追加)などの夜限定メニューも。夜はカレー以外のアラカルトメニューやアルコール類もそろえ、居酒屋としての利用にも対応する。

 開店から約1カ月が過ぎた。利用客はカップルや女性、夜に座敷席を利用する年配まで幅広いという。「日本の国民食となったカレーの奥深さ、可能性に挑戦していきたい」(磯部さん)とし、今夏には新メニュー「カレーお好み焼き」の投入も予定する。

 営業時間は11時~23時。今後は朝食時間帯の営業も予定している。

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