自由が丘熊野神社(目黒区自由が丘1)の例大祭が9月3日・4日に開催される。
鎌倉時代以前に地元の村人たちによって創建され、約800年以上の歴史を誇る同神社。毎年恒例となった同祭の見どころは、地元各商店会から約10基のみこしが参加して街を練り歩く「連合渡御(とぎょ)」(4日14時~)。
同日は、自由が丘駅前ロータリー広場に全みこしが集結し、新倉晶子宮司による神事が執り行われた後、花形みこし「一之宮」「二之宮」「三之宮」を中心に、そろいの法被に身を包んだ地元生まれの友好会「自睦(じぼく)会」「碑衾神舞(ひぶすまじんまい)」「天熊(てんゆう)会」の担ぎ手たちが威勢のよい掛け声を響かせ、街中へ出発していく。
「浅草の三社祭が東日本大震災の被災を考慮して中止されるなど、今年は各地で祭りの自粛が見られた。祭りを愛する皆さんに、ぜひ自由が丘で『元気』を取り戻してもらいたい」と、同祭礼実行委員長の高近誠さん。
例年800人前後の担ぎ手が参加する同祭では、駅前広場に建つ通称「女神像」にちなんだ女性担ぎ手による「女神みこし」、外国人担ぎ手による「国際親善みこし」などオリジナルみこしも盛況を集めている。
今年で9年目となる「国際親善みこし」(3日16時30分~)は、地元商店会の自由が丘駅前中央会、自由が丘日仏協会、目黒区ほかの後援を得て行われるもの。参加者にはオリジナルのはんてんが貸し出され、終了後はバーベキューパーティーにも参加できる。
参加条件は、14歳以上の外国籍を有し、日本語・英語・フランス語のいずれかでコミュニケーションが可能であれば国籍は問わない。参加無料、定員は50人(事前申込制)。締切りは8月25日。詳細は募集要項ページ(英語・フランス語対応)または自由が丘商店街振興組合(TEL 03-3717-4541、日本語のみ対応)まで。