日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana(カタカナ)自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)で現在、2周年記念イベント「おもちゃ博~ブリキのおもちゃと木のおもちゃ」が開かれている。
子どもだけでなくロボット好きの大人からも好評の木製ロボット「モクセイダース」
「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」をコンセプトに、日本製の日常雑貨をメーンに取り扱うセレクトショップとして2010年10月にオープンした同店。店主の河野純一さんが選ぶ商品は文房具や食器、おもちゃ、リビング雑貨、食品などにも及び、子どもから大人まで幅広い客層に支持されている。
「毎日飽きずに店に通ってきてくれる小さい子どもファンも多い。そんな彼らにありがとうの気持ちと、(店も)一緒に大きくなっていきたいとの思いを込めた」と企画した同イベントは、今では数少なくなった日本製のブリキ玩具、国産木材や再生木材などを使った木製玩具を展示販売する。
ブリキ玩具は、東京下町にある老舗メーカーの商品をメーンに、ゼンマイ型のロボットや乗り物などをそろえる。同メーカーの協力で、今では生産中止となっている「ブリキッズ新幹線シリーズ ひかり」(1,995円)、ボタンを押すとチーンと軽快な音と共に引き出しが開く「スーパーレジスター」(限定12台=3,150円)などの希少品も販売する。
木製玩具は、同店定番商品で一番人気の「つみき黒板」(セット=2,940円、単品=1,785円)や「けん玉」(1,680円)のほか、サクラやカエデなど山形県産木材を使った組み立てブロック「モクロック」(50ピース=2,835円)、海外のトイフェアで話題を集めた木製ロボット「モクセイダース」(全6種類、完成品=3,360円、組み立てキットパーツ=105円~)など。
現在のおもちゃ業界は、大手メーカーを含め海外に生産拠点を置くケースが多く、特にブリキ玩具を作る国内メーカーは少なくなってきていると話す河野さん。「オープン2年目から国内各地の職人さんを定期的に訪ねており、日本が作る『いいもの』はもっと紹介していく必要があると感じている。今ある国産おもちゃも、次の世代へ残す手伝いができれば」とも。
営業時間は11時~20時。10月31日まで。