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若手気鋭アーティストと茂木健一郎さんがアートコラボ-碑文谷のギャラリーで

茂木健一郎さんから植田工さんへ送られた「指令」が書かれた黒板

茂木健一郎さんから植田工さんへ送られた「指令」が書かれた黒板

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 柿の木坂交差点「ダイエー碑文谷店」裏にある「RISE GALLERY(ライズギャラリー)」(目黒区碑文谷4、TEL 03-6303-3986)で現在、企画展「植田工×茂木健一郎 one hundred orders」が開かれている。

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 今年7月に「現代美術の企画ギャラリー」としてリニューアルオープンした同ギャラリー。若手アーティスト2人に焦点を当てた展示を1年間にわたって毎月開催している。今月はその一人、植田工さんのコラボレーションプロジェクトを展開する。

 1978(昭和53)年生まれの植田さんは2007年3月、東京芸術大学大学院美術研究科美術解剖学専攻を修了。企業のインハウスデザイナーを経て、2010年11月から脳科学者・茂木健一郎さんに師事。現在はアーティスト・アートディレクターとして活動している。

 今回のコラボプロジェクトは、茂木さんから送り出される「指令」を基に植田さんが作品を次々と生み出していくもので、その指令と作品によって会期中の展示空間も刻々と移り変わるユニークな内容。作品形態は紙に水彩やチョーク、鉛筆などで描いたドローイング作品がメーンで、壁にかけられた90センチ×180センチのベニヤ板に作品が展示されていく。

 黒板に書かれた茂木さんからの指令は「もっとも小さいものがもっとも大きい、そんなサイズのパラドックスを描け!」「セレンディピティを描け!」など興味深い内容が並ぶ。「指令は100くらい出される予定だが、作品数はいくつになるのか、全ての指令について作品を制作するかなどは未定」という。

 「茂木さんから出される指令は植田さんに向けたものではあるが、ただ指令と作品を鑑賞するだけではなく、次の指令内容を想像するなどワークショップに参加しているような気分で展示を楽しんでいただける。少しずつ作品が増えていくので、会期中に何度も足を運んでいただく楽しみもある」と同ギャラリーの木村菜穂子さん。

 会期中には植田さんによる「公開制作」(17日=13時~18時)も予定しており、制作過程を見学することができる。作品は販売も行う(4万7,000円~)。

 開催時間は12時~19時。火曜定休。11月25日まで。

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