東横線・都立大学駅前のギャラリー「Quantum Gallery & Studio」(目黒区中根2、TEL 080-5009-5212)で3月15日、金属の腐食「さび」をテーマにした「サビザマ」展が始まる。
同展を企画するのは、ヨーロッパを中心としたアンティークアイテムを扱うショップ&ギャラリー「Horta(オルタ)」(八雲2)店主で、アートディレクターの増沢隆樹さん。買い付けで海外へ足を運ぶたび、古い街並みで見かける「さびた」ものに時を経た美しさを感じ、さびに興味を持つようになったという。
「さびの美しさ・はかなさの追求」をテーマに、今回で2回目となる同展。会場には、増沢さんが集めた古道具などの立体作品をはじめ、さびにまつわる絵画などの平面作品も展示。映像や音楽とも合わせて「さびの世界」を空間表現する。
「今回は『サビザマ』が心に深く刻まれるよう、その進化を形にした。サビザマを通じて、表現の楽しさ、すてきさを感じていただけたら」(増沢さん)とも。
期間中は、さびをテーマにした各種イベントも開催。会場でドリンク片手にさび談義を楽しむ「サビbar」(同16日・19日21時ころ~)、さび作品を集めた「サビオークション」(22日21時~)、キャンドル作品とのインスタレーション「キャンドルの夜(サビザマ×Clave.)」(23日・24日17時30分~)、街中のさびを見つける小さな旅「さびびとツアー」(同20日・23日12時30分~)を予定する。
そのほか、都立大エリアにあるレストラン「marucan(マルカン)」(中根1、TEL 03-5731-2117)では、さびの美しさから着想を得たという限定「サビメニュー」を提供する。
開催時間は13時~20時。今月24日まで。