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パーシモンで「めぐろ子どもバレエ祭り」-解説付き「ねむれる森の美女」も

東京バレエ団「子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』」公演の様子
(photo : Kiyonori Hasegawa)

東京バレエ団「子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』」公演の様子 (photo : Kiyonori Hasegawa)

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 めぐろパーシモンホール(目黒区八雲1)で8月6日から、目黒発バレエイベント「めぐろ子どもバレエ祭り」が開催される。主催は日本舞台芸術振興会。

東京バレエ団「子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』」公演の様子(photo : Kiyonori Hasegawa)

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 同イベントは、目黒区に拠点を置く日本を代表するバレエ・カンパニー「チャイコフスキー記念 東京バレエ団」(目黒区目黒4)を運営する同振興会が、「一人でも多くの子どもたちに舞台芸術の素晴らしさを体験してほしい」と今回初めて企画したもの。

 同振興会が「目黒からの新しいバレエのムーブメント」にこだわったのは、目黒にはバレエと深い縁があるため。日本近代舞踊の先覚者・石井獏(1886~1962)が自由が丘に「石井漠舞踊研究所」を設立し、日本のバレエの発展に貢献。来年創立50周年を迎える東京バレエ団は、1970(昭和45)年から目黒区内に拠点を置いている。こうした歴史的背景もあり、目黒区はバレエ教室の多さでは都内トップクラスといわれている。

 期間中、子どもから大人まで楽しめる有料・無料プログラムを用意。中でも注目は、東京バレエ団による「子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』」(8月9日11時30分~、15時~2回公演)。通常のバレエにはセリフがないが、同公演では登場人物の「式典長」役がナビゲーターとなって観客に見どころを解説するのが特徴。同バレエ団が「子どもたちの視点で楽しめ、見終わって劇場を出るときに興奮して踊りたくなるような舞台」を目指して制作した特別プログラムで、昨年3月の初演以来、好評を得ているという。

 そのほか、世界のスターダンサーのバレエが見られる「第13回 世界バレエフェスティバル映像上映会」やプロバレエダンサーのレッスン見学、中高校生を対象としたバレエの舞台スタッフの仕事体験、トゥ・シューズづくりの実演&セミナーなども。

 同振興会事務局長の高橋典夫さんは「幼いころの舞台芸術に触れた経験は、豊かな感受性を育むのに大きな効果があるといわれている。ぜひこの夏はご家族一緒にいらしていただけたら」と来場を呼び掛ける。

 料金、事前申し込み方法などは同イベント特設サイトで確認できる。8月11日まで。

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