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自由が丘で旅の写真展-世界各地での「遭遇」捉えた100点展示

南宏明・鈴木亮平 写真展「Within a world」作品から

南宏明・鈴木亮平 写真展「Within a world」作品から

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 自由が丘南口にある「Cafe one(カフェ・ワン)自由が丘」(目黒区自由が丘1)で現在、「南宏明・鈴木亮平 写真展『Within a world』」が開催されている。

南宏明・鈴木亮平 写真展「Within a world」作品から

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 共に1983年生まれの2人は、学生バックパッカーとして2004年にタイ~カンボジア国境間のバスの中で知り合った。翌年にはインドやラオスなどアジア各地で偶然再会。「非日常的な旅の中で同じタイミングを重ねたことに深い縁を感じた」(南さん)という2人は社会人となってからも仕事の合間にそれぞれ世界を旅し、旅を記録した写真を通じて交流を続けてきた。

 同展では「遭遇」をキーワードに、2004年~2011年の計7年間に世界各地を旅した2人の記録写真の中から、南さんはキューバを中心とした50点、鈴木さんはインドを中心とした50点で計100点を展示。併せて、そのほかの作品も含めたフォトブックスタイルの作品集も展示する。

 主にアジア各国、米西海岸・東海岸、メキシコ、キューバなどを旅してきた南さんは大学卒業後、クリーク・アンド・リバーでテレビの報道番組の制作に携わり、その後、一橋大学大学院社会学研究科社会人類学専攻を修了。「異文化を知りたい、そして現地の人たちの目線に限りなく近づいて記録したい」と、時には危険ぎりぎりまで踏み込んで都会の路地裏や肉体労働者の姿などを撮り続けてきた。

 東南アジアやオセアニア、ボスニア・ヘルツェゴビナなどの東欧各国を旅してきた鈴木さんは東北芸術工科大学環境デザイン学科卒業後、JTBパブリッシングでムック本「海外版るるぶ」の編集に携わった経験を持つ。「学生時代から人物を撮った写真が多く、旅先でさまざまな人たちに出会ったときに受けた親切や喜び、温かさなどが写真として表せたときがうれしい」と話す。

 写真展開催を最初に働きかけたのは南さんからだった。「作品の内容としては個人的なノスタルジックな記憶だが、押し入れにしまっていた数年前に使い残した花火にもう一度火を付けてみようかという気持ち」で鈴木さんを誘ったという。

 「来店した方に何か一つでも感じるものをもって帰っていただけたらうれしい」(南さん)、「日常から離れた旅独特のリラックスした状態で、人や風景に出会うときの爽やかな気分を感じていただけたら」(鈴木さん)とも。

 開催時間は12時~21時(日曜は18時まで)。8月1日~6日夏季休業。9月8日まで。

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