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東工大で現代建築家ソウト・デ・モウラ巡回展-スケッチや模型など展示

建築物の構想段階における貴重なスケッチや模型などを展示する同展

建築物の構想段階における貴重なスケッチや模型などを展示する同展

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 東京工業大学博物館・百年記念館(目黒区大岡山2、TEL 03-5734-3340)で10月1日から、日本ポルトガル友好470周年記念行事「エドゥアルド・ソウト・デ・モウラ コンペティション 巡回展」が開かれる。

ポルトガルの現代建築を代表する建築家エドゥアルド・ソウト・デ・モウラさん(写真)

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 ポルトガルの現代建築を代表する建築家エドゥアルド・ソウト・デ・モウラさん(1952年~)は2011年、「建築界のノーベル賞」といわれる米プリツカー賞を受賞。主な作品にブラガ市営スタジアム、パウラ・レゴ美術館などがある。

 同展は、約30年にわたるモウラさんの制作の軌跡を写真・スケッチ・設計図・模型などからたどる内容。「世界各国の建築を学ぶ学生に見てもらいたい」とのモウラさんの意向で、日本国内では同大を含めた3大学で巡回展示を行う。

 会場には、コンペティション用に建築物の構想段階を描いたスケッチパネル約60点や木製の模型5点、建物の写真パネル約8点などを展示。モウラさんのメッセージ映像の上映なども予定する。

 「建築家の展覧会は完成した建築物の図面や模型、写真などが素材になることが多いが、構想段階におけるスケッチや模型などを主題にした今回のような展示は珍しい」と話すのは、同館担当の佐藤美由紀さん。「建築の設計を志す学生だけでなく、多くの方々にポルトガルを代表する建築家の設計過程をご覧いただけたら」とも。

 期間中、同展と連動したシンポジウム「ソウト・デ・モウラ 空間の質の保存と再生」(10月5日、15時~17時)も開催。同展キュレーターでモウラさんの友人でもある建築家アンドレ・カンポスさんが来日し、レクチャーを行う。定員は先着約100人。

 開催時間は10時30分~16時30分。入場無料。10月8日まで。

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