自由が丘北口エリアに「ローカーボ カフェ&バー Magico(マジコ)」(目黒区自由が丘1)がオープンして1カ月が過ぎた。
ビル6階から街の眺めも楽しめる「ローカーボ カフェ&バー Magico」店内の様子
米、麦、イモ類、麺類、パンなどに含まれる糖質の摂取量を減らし、その分たんぱく質や脂質、代用食品などを食べることで健康的な栄養バランスを目指す「低糖質(ローカーボ)食」がコンセプトの同店。糖質を気にせず楽しめるパスタやスイーツ、カクテルなどのオリジナルメニューを提供する。
場所は、すずかけ通り沿いのビル6階で、店舗面積は52平方メートル。眼下を行き来する電車や街の夜景も眺められる窓際にはカップル席を設けた。席数はカウンター8席を含む計16席。
ランチタイムは、「低糖質ガレット」「低糖質大豆パスタ」(前菜、スープ付き)、鶏またはサーモン料理がメーンの「しっかりたんぱく質」(前菜、スープ、ローカーボパン付き)(以上980円~)のセットメニューを用意。ガレット生地はふすま粉、パスタは大豆麺を使用しており、中でもミートソースパスタのボロネーゼは、「ローカーボ食と知らずに食べてもおいしいと感じてもらえるよう、ソースや食感にこだわった」という。
カフェタイムは、アイスやティラミス、ガトーショコラ、フルーツガレットなどの各種スイーツ(400円~500円)がメーン。小麦粉・砂糖は使わず、砂糖の代わりに甘味料を使うことで「通常のスイーツに比べて糖質を1/5~1/10程度」に抑えた。
ドリンクは、ハンドドリップコーヒーやアルフォンソマンゴー スペシャルティー(以上800円)など。アルコールは「飲み物の糖分は吸収が特に早い」ことを考慮して、糖分を抑えたコロナ風のビール(500円)やカクテルメニュー(700円~)をラインアップする。
「ローカーボ食文化が広まるきっかけになればと(店を)開いた」と話すのは、自身も低糖質食で健康的なダイエットを実践したという小林祐太カフェ店長。低糖質食とは知らずに同店を利用した客の中には、これをきっかけに関心を持ち、生活の中に取り入れる人も見られるという。
カフェタイムは女性客が中心だが、バータイムは低糖質でアルコールも楽しめることから男性客やパーティーなどの利用も見込む。「糖質制限と聞くとつらいとイメージしがちだが、実際に食べたお客さまからは『しっかりとした味で驚いた』との声を頂いている。ローカーボ食のお試しの場として気軽に利用してほしい」とも。今後は低糖質メニュー開発の旗艦店とすることも視野に入れる。
営業時間は11時~翌2時。