フェアトレード専門店「ピープル・ツリー自由が丘店」（目黒区自由が丘3、TEL 03-5701-3361）は11月23日、イベント「フェアトレードのニットカフェ」を開催する。

　「ネパールのニッターさんと一緒に手編みのミニソックスを作ろう」と呼び掛ける同イベント。「ピープツリー」ブランドのフェアトレードパートナーで、手編みニット製品を手掛けるネパールの生産者団体「クムベシュワール・テクニカル・スクール（KTS）」からディレクターのサティエンドラ・カドゥギさん、製品の品質管理・技術指導を担当するリナ・シャクヤさんを迎え、2部構成でゲストトークと手編み体験を行う。

　女性が仕事を得ることが難しいといわれるネパール。カトマンズ郊外で活動するKTSは、「ポデ」と呼ばれる最下層カーストのコミュニティーを支援するために1983年設立。立場の弱い人々に職業訓練と仕事の機会を生み出し、手編みの生産部門では2000人を超える女性たちが生活を支える仕事の機会を得ているという。

　前半のトーク（14時～14時45分）では「フェアトレードと女性の生き方」と題し、フェアトレードがネパールの女性たちの生活や生き方にどのような変化をもたらしているかを生産者自身の言葉で伝える。

　後半のニットカフェ（15時～16時30分）はリナさんの指導で手編みのミニソックスづくりを行う。リナさん自身も10年以上にわたってKTSで働きながら、現在は2児の母として仕事と子育てを両立。KTSで得た収入で家族を支えているという。

　「実際にフェアトレード商品を手掛けている海外の生産者はビザなどの関係で来日する機会が限られているため、今回のイベントはとても貴重なもの。テーブルを囲むカフェのような雰囲気の中で、2人との時間を楽しんでもらえたら」と同店を運営するフェアトレードカンパニー（世田谷区）担当者。

　参加費は1,500円（トークのみ500円、手編みのみ＝1,000円）。定員20人。申し込みは専用ページから。