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エルサレムが舞台の映画上映会&食事会-シェア奥沢で

パレスチナ人のカマル(写真左)とユダヤ系アメリカ人のデビッド(同右)の友情を描いた映画「David & Kamal」©IMEC films

パレスチナ人のカマル(写真左)とユダヤ系アメリカ人のデビッド(同右)の友情を描いた映画「David & Kamal」©IMEC films

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 民家を活用したコミュニティースペース「シェア奥沢」(世田谷区奥沢2)で10月13日、「映画『David & Kamal』上映会&イスラエルパレスチナ料理を食べる会」が開催される。主催は映画制作会社IMEC films。

上映後にイスラエルパレスチナ料理が提供される(写真はメニューのイメージ)

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 同社制作による日本劇場未公開作品「David & Kamal(デビッド&カマル)」(2011年)は、エルサレムを舞台にパレスチナ人とユダヤ系アメリカ人の少年の友情を描いた作品。各国の映画祭で上映され、数々の賞に輝いている。

 作品を手掛けたのは日本人監督・川崎規久雄さん。「エルサレムという紛争地だからといって、実際には対立ばかりではない。あえて平和な世界を描きたい」と現地撮影にこだわり、監督とプロデューサー以外は全て現地スタッフ、現地オーディションでキャスティングした。

 人種や宗教、生まれ育った環境も異なる少年、デビッドとカマル。デビッドのポーチをカマルが盗んだことをきっかけに、互いを拒絶しながらも時には助け合い、少しずつその距離を近づけていくストーリー。映画に映し出されるイスラエル旧市街の風景も見どころだ。

 主演した2人の少年も実際にバックグラウンドが異なるという。「次第にアドリブを交えながら演じるようになっていく姿は、映画の中の子どもたちとも重なって見えた」と同社の足立和歌子さん。

 上映後は、現地に留学経験のあるフードコーディネーター越出水月さんによるイスラエルパレスチナ料理をビュッフェ形式で提供。ひよこ豆とゴマのペーストで作るディップ「フムス」や色鮮やかな「イスラエルサラダ」など現地の定番メニューをそろえる。

 「現地を訪ねたことがある方はもちろん、中東の国々などは遠い存在だと思っている方にも参加いただき、映画や料理を通じて『イスラエルとはどんな国なんだろう?』と関心を持つきっかけになれば」と来場を呼び掛ける。

 11時15分開場、11時30分~13時映画上映、13時~14時30分食事・交流会。参加費は3,500円(映画鑑賞のみ=1,500円)。途中からの参加も可能。定員は35人。問い合わせ・申し込みはフェイスブックまたは同社(TEL 03-3770-9570、9時~18時)で受け付ける。

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