駒沢オリンピック公園中央広場(世田谷区駒沢公園1)で9月5日、東アジアのジェラート職人ナンバーワンを決める「ジェラートワールドツアー東京」が開幕した。
大阪「ジェラテリアバール ラドルチェヴィータ」の「石窯焼きカボチャ」
「ジェラートワールドツアー」は、イタリアンスタイルのジェラート文化を全世界に広めることを目的とした国際移動型大会。日本初開催となる東京大会では、東アジア地域のベスト16に選ばれたジェラティエーレ(ジェラート職人)が 2017年にイタリア・リミニで行われる本選出場を懸けて競う。
審査は同大会審査員のほか、来場者による一般投票も加味される。主催者発表によると、一般投票券を兼ねた「無料テイスティングチケット」の事前登録数が3万人を突破し、期間中は3万人を上回る来場者が見込まれるという。
出場する16チームは、会場奥に設けた「ジェラート・エクスペリエンス」ブースでこだわりのジェラートを提供する。6枚つづりの無料テイスティングチケットは、1枚でミニコーン1個と交換、2枚でカップ1個と交換する。
今年5月に東京で開催された「ジェラートマエストロコンテスト」で優勝し、今大会への出場権を獲得した「マルガージェラート」(石川県)は、「塩ピスタチオとオレンジバニラのマスカルポーネ」を出品する。能登産の塩で味を引き締めたピスタチオと爽やかなオレンジのハーモニーが特長となっている。
「ジェラテリアバール ラドルチェヴィータ」(大阪府)は、自慢の石窯で焼き上げたカボチャをジェラートにした「石窯焼きカボチャ」を出品。皮付きのカボチャを焼き上げることでうま味を凝縮し、冷たいジェラートなのに「焼いた」食感が残るように仕上げた。
自社牧場の生乳を使ったマイルドビターのチョコレートジェラートに地元産トウガラシ「香川本鷹」を混ぜ込んだ「ロイヤルファームアカマツ」(香川県)の「バーニングチョコレート」は、カカオの風味とシナモンの香りに、食べてしばらくした後にピリッと感じるトウガラシの味がアクセントになっている。
審査委員会による「決勝大会審査」は、6日=10時50分~12時30分。一般投票結果を総合し、「審査発表・表彰」(同15時~)で上位3チームを決める。
会場ではこのほか、ジェラート職人が制限時間内にどれだけ高くジェラートを積み上げられるかを挑戦する「ジェラート積み上げコンテスト」(5日=17時~18時)、シャーベットとジェラートの歴史をたどりながら試食が楽しめる「ジェラートミュージアム&フレッシュフルーツ製造デモンストレーション」(5日=11時、12時30分、17時、6日=12時45分)などのプログラムも展開する。
開催時間は、5日=10時~20時、6日=10時~17時。入場無料。6日分の「無料テイスティングチケット」登録は同日10時から同大会特設ページ上で受け付ける。参加チームのジェラートが無くなり次第、事前登録者チケット引き換えを終了する。