世界的デザインスタジオ「House Industries(ハウスインダストリーズ)」のポップアップエキシビション「TYPOSERIGRAPHIC」が11月17日から、東横線・学芸大学駅のグラフィックデザイン系専門書店「BOOK AND SONS(ブックアンドサンズ)」(目黒区鷹番2、TEL 03-6451-0845)で始まる。
イームズフォント×ハーマンミラーとのコラボモデルと、アートディレクターのアンディ・クルーズさん
ハウスインダストリーズは1993年、アンディ・クルーズさんとリッチ・ロートさんがアメリカで創業したデザインスタジオ。ミッドセンチュリーのフォントを復刻した「イームズフォント」をはじめ、数々の名フォントを作り上げたことで知られ、フリーハンドのデッサンから一つ一つ作り上げるこだわりのフォントは世界で人気を誇る。
活躍の場はタイポグラフィー業界にとどまらず、高級ファッションブランド「エルメス」のウインドーディスプレーや、家具メーカー「ハーマンミラー」とのコラボレーションアイテムなど、さまざまな有名企業とコラボレーションし、独自の切り口で注目を集めている。
今回の企画では、ハウスインダストリーズによる20点超のシルクスクリーンポスターを同店ギャラリーで展示販売するほか、「ドローイング,トレーシング&グラフィング パッド」「リネン・ジャーナルズ」「カーニバル・アルファベット・マスキングテープ」などのオリジナルステーショナリーグッズも多数そろえる。
中でも、「日本で現在購入できるのは同展だけ」というのが、25年間の集大成となるハウスインダストリーズの作品集「House Industries: The Process is the Inspiration」のリミテッドエディション。通常の表紙色ブラックに加え、バーガンディー、チャコール、ダークレッドなどの限定色を取り扱う(以上、価格未定)。
合わせて、初日にはハウスインダストリーズの創設者でアートディレクター兼CEOを務めるアンディ・クルーズさんが来日し、「トーク&サインイベント」(14時~17時)を開催する。ゲストには、「ナイキ」「イッセイミヤケ」「AnyTokyo」などを手掛けるデザイン会社「&Form(アンドフォーム)」の丸山新さんを招き、タイポグラフィックデザインを軸に世界で活躍するデザイナー2人によるトークイベントを行う。
開催時間は12時~19時。水曜定休。12月2日まで。「トーク&サインイベント」は事前申込制(定員40人)で料金は1,500円(税別)。同店オンラインストアで受け付ける。