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学芸大の書店で写真家・横浪修さん写真展 「子ども」捉えた最新作

写真家・横浪修さんの写真集「PRIMAL」の作品から

写真家・横浪修さんの写真集「PRIMAL」の作品から

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 写真家・横浪修さんの写真展「PRIMAL」が6月1日、東横線・学芸大学駅のグラフィックデザイン系専門書店「BOOK AND SONS」(目黒区鷹番2、TEL 03-6451-0845)で始まる。

写真家・横浪修さんの写真集「PRIMAL」の作品から

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 横浪さんは1967(昭和42)年、京都府生まれ。ビジュアルアーツ専門学校大阪校を卒業後、文化出版局写真部を経て独立。「Milk」「SPUR」「FIGARO japon」「装苑」などのファッション誌や広告をメーンに、アーティストのCDジャケット撮影なども幅広く手掛けている。

 同展では、ライフワークとして「子ども」を被写体に作品を撮り続けている横浪さんの最新作「PRIMAL」から、撮影現場のメイキング映像なども交えた「過去にない展示数」を1階ギャラリー、2・3階スペースの3フロアで展開する。

 これまでに発表した写真集「100Children」「1000Children」では、制服を思わせる洋服を着た3~5歳の女の子たちが果物を肩にのせ、同じ方向に首を傾げるといった共通の状況下で見せる表情を「それぞれの個性を浮き彫りにして」捉えてきた。

 それに対し、「PRIMAL」では被写体の対象を「2~3歳の男女」に下げ、撮影条件を「空を背景」「裸」に変更して、子どもの無意識の表情をより引き出している。同展担当者は「個性と自意識の追求というコンセプトは同じだが、今までの作品に見られた規則性とは一変し、より原始的で、取り繕われることのない人間本来の表情や個性を感じる作品となった」と話す。

 同写真集を撮り下ろした横浪さんは「無意識の中にある真剣なまなざしこそ本来、人間が持っている動物的本能とつながっているはずだと確信した」と言い、被写体の子どもたちを通して「未知なる才能に僕は魅了され、誘惑され、そこに無限の可能性を感じている」とも。

 開催時間は12時~19時。水曜定休。入場無料。同23日まで。初日には横浪さんを迎えてオープニングパーティーを開催する(16時30分~19時30分、参加無料)。

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