東急東横線・田園調布駅前にあるシャルキュトリー専門店「Metzgerei SASAKI(メッツゲライ・ササキ)」(大田区田園調布3、TEL 03-5755-5971)が4月10日、リニューアルオープンした。
「ブッツ・デリカテッセン」ブランドを展開し、ハム・ソーセージなどの食肉加工品やデリカテッセン商品の製造・卸売りを手掛けるタカラ食品工業(大田区)の旗艦店として 2013(平成25)年にオープンした同店。
本場ドイツで修業したシェフが作る自家製ハム・ソーセージなどの販売と合わせ、ワインとフードが楽しめるバーを併設していたが「新型コロナウイルスの影響による家飲み需要の拡大を捉えるため」本格的なシャルキュトリーメニューを提供するテークアウト専門店としてリニューアルした。
今回のリニューアルに合わせ、シャルキュトリーの中で代表的な冷製料理「パテ・クルート」の出来栄えを競う「第6回パテ・クルート世界選手権アジア大会」(2020年)で優勝した福田耕平さんをメインシェフに起用。福田シェフが利用客の要望や予算に合わせ、前菜や煮込み料理、ロティ(=ロースト)、デザートからコース料理まで対応する「オーダーメード・キュイジーヌ」も提供する。
本場のメッツゲライ(精肉店)を思わせるショーケースにそろえる主なメニューは、ソーセージ「ヴァイスヴルスト(週末限定販売)」「ブラートヴルスト」(各1本=346円)、 「田園ベーコン」(100グラム=562円)、仏ブルゴーニュ地方の郷土料理として知られるハムと野菜のゼリー寄せ「ジャンボン・ペルシエ」(同864円)、「自家製コンビーフ」(同1,026円)、「ポークリエット」(同734円)など。
このほか、世田谷・三軒茶屋にあるチーズ専門店「LAMMAS(ランマス)」の専用ショーケースも設置。フランス・イタリアを中心にヨーロッパ各地のチーズを取り扱う同店がセレクトしたチーズを量り売りする。主な商品は「プリー・ド・モー・ア・ラ・トリュフ」(100グラム=1,950円)、「フロマージュ・ド・マキ」 (同1,600円)。
同社担当者は「現状はテークアウトのみだが、今後はデリバリーや出張サービスなどの展開も視野に入れている」と言い、5月からはワインやジャムなどのグロッサリー商品の販売も行う。
営業時間は10時~19時。火曜定休。オーダーメード・キュイジーヌは3日前までに要相談。