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奥沢のギャラリーで「オンリー椀」展 椀のセミオーダー会

福井県鯖江市の工房「ろくろ舎」が手がける椀(わん)のセミオーダー会「オンリー椀」商品イメージ

福井県鯖江市の工房「ろくろ舎」が手がける椀(わん)のセミオーダー会「オンリー椀」商品イメージ

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 福井県鯖江市にある工房「ろくろ舎」が手がける椀(わん)のセミオーダー会「オンリー椀」が4月1日、奥沢神社前のギャラリースペース「katakana shin(カタカナ シン)」(世田谷区奥沢2)で始まる。

katakanaスペシャル椀「デザートワン」

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 ろくろ舎は、越前漆器で知られる鯖江で、伝統的な丸物木地師としての技術を継承しながら現代のライフスタイルに合わせた椀や器、インテリアなどオリジナルプロダクトを手がけている。

 会場となる同ギャラリーは、日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana 自由が丘店」(奥沢5)が昨年11月にオープン。店主の河野純一さんは「これまでの店舗では難しかった、物に込められた作り手の話などを聞く場を作りたかった」と話す。

 同展では、好みの椀の型を選び、塗りの色や仕上げ方法を注文できるセミオーダー会「オンリー椀」をメインに、工房代表で職人の酒井義夫さんを迎えてのフィルム上映会&トーク、工程が分かる展示、椀や酒器の体験会などを展開する。

 オンリー椀は、5種類の形状・5種類の仕上げから好きな組み合わせを選べる。形状は、積み重ねてもかさばらないベーシックな椀形の「キホン」、汁を飲む時の唇の形に添わせて縁を反らせた「ハゾリ」、高台をなくしてモダンな印象に仕上げた「ツボミ」など。仕上げ(塗り)は、クリア塗装、拭き漆(茶、焦げ茶)、真塗り(黒・朱)を用意する。価格は7,000円~。納期はクリア塗装・拭き漆=5カ月~、真塗り=10カ月~。

 合わせて、同展のみでオーダーできる「katakanaスペシャル椀『デザートワン』」も用意する。スイーツ好きの店主の河野さんが選んだという器は、サンデーグラスを思わせる形状で「器にプリンやアイスを盛るとカフェ気分が味わえ、フルーツなど盛り合わせても楽しめる」とも。価格は木地=7,000円~。仕上げ方法によって塗り料金は異なる。

 このほか、katakana 自由が丘店で過去に取り扱った歴代の「スペシャル椀」も注文できる。代金の支払いは、クレジットカード・電子マネーなどのキャッシュレス決済のみ(PayPayは不可)。

 4月1日・2日は、ろくろ舎の酒井さんが終日在廊し、「奥会津の木地師上映会」(13時~、16時~)、酒器の体験会「漆の酒器で福井の酒をたのしむ」を開催。いずれも予約不要だが、混雑状況により入場制限を行う場合もある。

 開催時間は12時~19時(最終日は18時まで)。入場無料。4月7日まで。

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