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学大の書店で写真展「ガンジスタマガワ」 多摩川の夕日に思い重ね

写真家・てんてんさんの写真展「ガンジスタマガワ」作品から

写真家・てんてんさんの写真展「ガンジスタマガワ」作品から

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 写真家・てんてんさんの写真展「ガンジスタマガワ」が現在、東横線・学芸大学駅の書店「BOOK AND SONS(ブック・アンド・サンズ)」(目黒区鷹番2、TEL 03-6451-0845)で開かれている。

写真家・てんてんさんの写真展「ガンジスタマガワ」作品から

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 てんてんさんは1981(昭和56)年宮城県生まれ。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、広告ビジュアル制作で知られるアマナに入社。2013(平成25)年に独立し、2015年(平成27)に「佐藤写真館」を設立。広告写真を数多く手がけ、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(2021年)のメインビジュアルなど「透明感に満ちた」作品が多い。

 同展は、てんてんさんがライフワークとして撮り続ける「多摩川の夕景」の作品を集めたもので、1階ギャラリースペース、2階スペースの2フロアで展開する。

 作品のテーマでもある「ガンジスタマガワ」とは、「多摩川に沈む夕日を見ると、20年ほど前にインドで見たガンジス川の真っ赤な夕日を思い出す」(てんてんさん)ことに由来する。

 晴れた日の夕方、多摩川沿いをサイクリングしながら日没まで写真を撮るというてんてんさん。「1億5000万キロ先にある太陽が多摩川を赤く染める景色を見ながら自転車をこいでいると、日々のささくれがどうでもよく思えて、『奇跡的な』というには言葉が足りないくらい奇跡的な確率で自分が存在してることに気付かされる」という。

 同展担当者は「多摩川の夕景を通じて、遠い記憶や時間の流れ、悠久の自然が織りなす真理への畏敬の念を呼び起こすような作品」と話す。

 開催時間は12時~19時。水曜定休。入場無料。9月9日まで。

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