
日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana 自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)で10月10日、15周年記念イベント「大九州(だいきゅうしゅう)展」が始まる。
「日本のかっこいいを集めた土産店」をコンセプトに、日本製にこだわった日常雑貨をメインとしたセレクトショップとして2010(平成22)年10月にオープンした同店。定期的に日本各地へ「さがしモノの旅」に出るバイヤーで店主の河野純一さんが、そこで出合った雑貨、食品、アパレルなどを取りそろえている。
同店ではこれまで、地域をテーマにした周年企画イベントを5年ごとに開催。今回「九州」を選んだ理由について、河野さんは「きっかけは久留米かすりのもんぺ。一つの布にたくさんの人の手と時間が込められており、次の世代へ残したいと強く感じた」と話す。
出品するのは、洋服・洋品雑貨、日用品、工芸・郷土玩具、食品、九州を拠点に活動する作家の作品など約40ブランド。
主な内容は、伝統織物を使って現代的に仕立てた「もんぺ」を手がける「うなぎの寝床」(福岡県八女市)のもんぺデニム、福岡県北九州市の張り子作家・タイラハジメさんの張り子作品、鹿児島・薩摩焼の中で黒薩摩と呼ばれる「龍門司焼」の陶器作品、鹿児島の福祉施設「しょうぶ学園」が手がけた紙製品、宮崎県高千穂郷で育てた稲を使ったわら細工「わら細工たくぼ」のしめ縄、鹿児島の港町・阿久根で水産加工品を手がける「下園薩男商店」のイワシの丸干しなど。
このほか、同展に出店するブランドがワークショップなどを開く「週末ガレージマルシェ」(10月11日~13日、18日・19日)や、同店のギャラリースペース「katakana shin(カタカナ シン)」(奥沢2)での連動イベント、自由が丘エリアにある九州ゆかりの4店舗とコラボレーションしたまち歩き企画「大九州展スタンプラリー」なども展開する。
開催時間は11時~19時。火曜定休。今月23日まで。