インテリアショップ「タイム アンド スタイル ホーム 自由が丘」（目黒区八雲3、TEL 03-5731-7023）で現在、写真家・内藤忠行さんの作品展「アフリカン・バイブレーション　ジャズ・ゼブラ・マイルス」が開かれている。

　1941年生まれの内藤さんは、マイルス・デイヴィスをはじめとする巨匠たちのライブシーンを数多くとらえたジャズ写真の第一人者として知られ、そのほかアフリカや日本の美などをモチーフにストレート写真からコラージュ、多重画像技法などを駆使した個性的な作品を発表し続けている。

　同展は、40年にも及ぶ内藤さんの写真家としての軌跡をたどる3つのテーマで構成。ジョン・コルトレーンやビル・エバンスなどジャズの巨匠たちをとらえた貴重な白黒プリント群、ジャズのルーツであるアフリカを旅して撮りためたシマウマがモチーフの「ゼブラシリーズ」、その音楽と人間性に魅了され撮りためた未発表を含むマイルス・デイヴィスの作品群で、計47点を展示する。

　同展企画担当者は「中でもアフリカとマイルスの作品群は、コンピューターで写真をコラージュしたり色彩を変化させたりするなど、当時の最も先鋭的ともいえる手法で制作されている。音楽を肌で体感するようなビリビリとする感覚が写真からも伝わり、とても感度の高い作品に仕上がっている」と話す。展示作品は販売も行う。価格は4万円～。

　6月20日には、同店内でジャズライブイベント「LIVE at HOME」（17時～、18時～）も開催。同イベントは、数年前から定期的に開いており、併設カフェでドリンクやスイーツを楽しみながら国内外のミュージシャンの演奏を間近で楽しむことができる。当日は、日本在住のブラジル人サックスプレーヤー、グスターボ・アナクレートさんとベーシストのコモブチキイチロウさんを迎えてブラジリアンジャズの演奏を予定。

　営業時間は11時～19時。水曜定休。入場無料。9月27日まで。