ウェディング装花やフラワースクールなどを手がけるハマフローリスト(横浜市中区)は10月1日、自由が丘の住宅街にレッスンスタジオ&アトリエ「Laurent・B ARTISAN FLORAL(ローラン・べー アーティザンフローラル) by HAMA FLORIST」(目黒区緑が丘2)をオープンした。
同スタジオは、テレビや雑誌、イベントほか各種プロデュースなどで幅広く活躍するフランス人フローリスト、ローラン・ボーニッシュさんが主宰するフラワースクール。今まで横浜で開講していたが、同所へ移転した。
ローランさんは、仏パリ・ブローニュの森に隣接する高級住宅地ヌイイ市にある花店の4代目として生まれ、パリの老舗花店で修行後、人気花店の店長を経て1998年に来日。仏フローリストの上級資格の一つ「BP(フランス文部省認定フローリスト職業教育上級免状)」、「EFP(イルド・フランス・フローリスト組合 パリ・フローリスト養成学校)」の派遣講師資格を持ち、本格的なフレンチスタイルのデザインやテクニックを日本語で直接指導。初心者からプロまで幅広い生徒たちから人気を集めている。
自由が丘北口すずかけ通りから一本入った住宅街にある同スタジオ面積は、64平方メートル。通り側を全面ガラス張りにし、空間装飾も手がけるローランさん自らペイントした室内は青とベージュが基調の明るい造り。「毎日仕事をする場所として幸せを感じる空間にしたかった」(ローランさん)といい、手作りのディスプレー用テーブルや棚、花器などにもこだわりを見せる。
授業内容は、1クラス20名前後で「ベーシックコース」「アカデミックコース」「カルチャーコース」などのレギュラークラス、初心者でも気軽に参加できる「1dayクラス」もある。
「1day-」は、基礎体験クラスや、花器なども作るクリエイティブクラス、ウエディングクラス、期間限定で生もみやヒムロなどを使ってフレンチスタイルのリースを作る「クリスマススペシャルレッスン」など。受講料は10,000円~20,000円(花材、資材含む)。
ローランさんが作るアレンジメント作品は、色あざやかな花々をふんだんに用いた美しいデザインが特徴で、花材はすべてローランさん自ら市場へ出向いて仕入れてくるという。「ほかでは手に入らないめずらしい花がそろうのは、私のわがまま(笑)。東京にもフランス風のフラワースクールは多いが、われわれのような本当の意味でフランスの雰囲気を持つスクールは少ないと思う。授業はオープンスタイルなので、興味のある方はいつでも見に来てほしい」(ローランさん)とも。
そのほかギフト用ブーケアレンジの注文販売(=8,000円前後~、3日前までに問い合わせ)も受け付けている。