自由が丘商店街振興組合(目黒区自由が丘1)は3月1日、同組合が運営する自由が丘インフォメーションセンター(同、TEL 03-5731-7274)内に授乳室を開設した。
自由が丘は、乳幼児連れの母親層の来街者が多いことから、おむつ交換スペースを提供する商業施設や店舗がここ数年増えてきている。「しかし『授乳』に適した清潔で安心な場所は少なく、皆さんかなり苦戦されていた。これは街づくりの一環として、地元商店街が取り組むべき子育て支援だと考えた」と同組合事務局の中山雄次郎事務長。
新たに開設した授乳室は、ビル2階部分にありエレベーターも使用できる。広さは約2坪とコンパクトだが、オムツ交換台、洗面台、湯を提供するポットなどを備える。利用方法は、1階インフォメーションセンターで受け付け後、女性スタッフが案内する。
「渋谷や横浜など近隣の大きな街とは違い、自由が丘は商店街による手作りイベントなどいわゆる『ソフト』で生きる街。昨年12月にスタートした街の巡回・案内サービス『セザンジュ』、今年4月に着工予定の自由が丘駅前広場整備計画など、これからは心を込めた『ハード』づくりも目指していく」(中山さん)。
利用時間は10時30分~18時。無料。利用に関する問い合わせは同インフォメーションセンター(10時30分~18時30分)まで。